「ローマ字略語本」10日で15万部突破という記事より。
おじさん世代には何を意味するのかさっぱり分からない、ローマ字略語を収録した「KY式日本語~ローマ字略語がなぜ流行るのか~」(大修館書店、税別680円)が今月7日、発売された。発売から10日で15万部突破と、出版元の予想を上回る売れ行きとなっている。
ネタフルでも紹介した「KY式日本語」が、ヒットしているそうです。わずか10日間で15万部を突破し、このままいけばベストセラーの仲間入りかも?
KY式日本語はローマ字で略した日本語。知らない人が見ても、意味はさっぱり分かりません。
例えばこんな感じ。
携帯電話のメールで「じゃあ、そろそろお風呂はいるからAM(後でまたね)。返不(返信不要)」というように使われているメール専用のKY語や、「MHZ(まさかのほふく前進)」のように意味はよく分からないものの、ナンセンスなボケのフレーズとして使われているもの。
他にも「3M」とか紹介されています。これは「マジでもう無理」だそうです。
北原保雄筑波大前学長による分析では、次のような効果が指摘されています。
・言いにくく失礼なことをぼかして遠回しに伝えることができる
・仲間の間でしか通用しない隠語として仲間意識を高める
隠語みたいで、なんかいいんでしょうかね。あとはやはりキーボードや携帯電話での文字入力を簡略化する、というのもあるのでしょう。
ぼくはカナ入力なので、わざわざ入力モードを切り替えないといけないので、逆に手間がかかってしまう「KY式日本語」です。
「KY語は、遊びとして楽しんでいるうちはいいが、日本語の中に深く浸透しすぎると、いろいろ問題が出てくるだろう」という指摘がありますが、小学校の作文で使われるようになったりしたら、確かに困りますね。先生が読めません。
新しい言葉として定着したら、若い人にしか通じない新日本語とかになったりして。