監修者の渡辺聡氏より献本頂きました。ありがとうございます。
だからという訳ではないのですが、非常に良書だと思いました。Web 2.0な昨今、Web 2.0ってなんだ? というところから抜け出せずに、まずはWeb 2.0を目指してしまっている場合もあるのではないでしょうか。
しかし、考えるべきはWeb 2.0と言われている時代において、企業のマーケティングはどのように変わっていくべきかであって、必ずしもWeb 2.0を追いかけることとは同義にはなりません。
そういう意味において、それでは企業のマーケティングはどう変わっていくべきか? を考える際に、インターネットによる環境変化で、どのようにマーケティング手法が変わりつつあるかを俯瞰しているのが本書と言えます。
章ごとにそれぞれの専門家が執筆しているのが飽きさせません。非常にリアルに“今”を切り取っていると感じました。
Web 2.0本を読むことも大事ですが、次に読むべきは、Web 2.0でマーケティングがどのように変わっているか/いくか、を記した「マーケティング2.0」のような本ではないかと思いました。
Web2.0に代表される技術を含む環境変化で企業のマーケティング手法全体への影響を俯瞰的に整理して、最適化モデルの構築を目指す。