中日ドラゴンズ応援歌「お前」が不適切として自粛という記事を書いておりましたが、この不適切と意見していたのは与田監督だったということです。中日「サウスポー」応援歌休止で球団代表が状況説明という記事になっていました。
「与田監督から、応援歌の歌詞内にある『お前』と選手を呼びかけるフレーズが不適切ではとの意見があり、担当者から応援団に伝え、検討してもらっている」
てっきり中日ドラゴンズファンからの意見だと思っていたのですが、チーム内からの意見だったのですね。
「子どもも観戦する中で、選手を“お前”と呼ぶのはいかがなものか」という話だったのですが、これは与田監督が「応援する子どもたちのこれからの言葉遣いにも良くないのでは」と懸念していたのだそうです。
与田監督としては応援歌の自粛ではなく「選手の名前に変えられないかと話をさせてもらった。選手名は呼び捨てでもいい」ということなのですが、さすがにすぐに変更はでないということで、自粛ということに繋がったのでしょうね。
本来であれば事情を説明して休止といった表現でも良かったのかもしれませんが、応援団からしたら「そこまではちょっと」という気持ちがあったのかもしれません。
与田監督は「他球団でも野球界の現場の人間は、『お前』より名前がいいと思っている人が多い」とも語っているのですが、これはどうなんでしょうね。実際に選手の口から聞いてみたいものですが。
言葉に対する感じ方というのは人それぞれのところもあるので「お前」を失礼に感じる人がいるのも尊重されるべきだと思いますが、逆に仲間意識を持って「お前」と使っている人もいるのではないかと思うのですよね。本当に多くの選手が嫌だと思っているなら変えるべきですが。
他のチームの応援歌にも「お前」は多数使われているようなので、妙な自粛ムードにならないと良いですが。