【ラジカセ】作れなくなっていたオートリバース

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カセットテープの再生が最後までいくとガチャンガチャンと裏面にひっくり返って再生が続く‥‥って、もう20代のくらいの人だと分からないでしょうか? そもそもカセットテープを見たことがないという人が少なくないかもしれませんね。

昨今はカセットテープもリバイバルしているようですが、A面B面というように表裏で分かれてまして、レコードをひっくり返すみたいな作業が必要なんです。それを自動で行ってくれるのがオートリバース機能です。

しかし、そのオートリバース機能が‥‥!?

“失われた技術”になるオートリバースという記事で知ったのですが、オートリバース機能は現在は製造することができないのだとか。

オートリバース機構を実現するための部材や製造サービスを提供できる取引先が、現在では存在しないのだという。

オートリバースのための部材や製造サービスが既に存在していない!

需要があれば再び製造することは可能なのでしょうが、そこまでのカセットテープ市場はないため、誰もオートリバースを作らなくなった、ということなのでしょうね。

ラジカセには搭載されていて当たり前の機能に思っていたのですが、まずはオートリバースからなくなっていったとは‥‥改めて思い返しみると、ヘッド部分が反転していたのですかね、あれは。

2014年に「オートリバース」なんて知らない、35歳未満の■% – カセットテープ・デッキに関するマイナビニュース調査 その2というのがありました。

35歳以上においては91.5%が少なくとも「聞いたことがある」と回答。知ってて当然の常識といえるレベルだ。それに対し、35歳未満では41.8%が「聞いたこともない」と答えた。

ちょうど4年前くらいの調査だと考えると、20代どころか30代でもオートリバースを知らないという人は多そうですね。