デスク下で足元を温める「パネルヒーター」を購入しました。足元を360度から温めることができるラウンド型が発売されたので、ぜひ試してみたいと思い購入しました。
足元を360度から温めることができる「パネルヒーター」はおすすめなのかどうか、実際に自分で試したレビューをお届けします！
足元の冷えを感じるようになった
年のせいか、数年前から足元の“冷え”を強く感じるようになりました。特にくるぶしから下の足先が冷えます。仕事部屋でエアコンをつけても暖気は上にあがり、足元は冷えたままです。膝がけを使っても、しのげないような“冷え”で、対策が必要でした。
そこで購入したのが、着るこたつ「こたんぽ」です。「こたんぽ」は下半身を丸ごと電熱線で包む温かさがあり、とても良いものだったのでした。
ただし、使い続けていくと、いくつか不満点も出てきました（こたんぽとパネルヒーターの比較は最後に）。
そのようなタイミングで、2023年の暮れに友人から勧められたのが、足元を360度から包んで温めることができる「パネルヒーター」です。
数年前から足元の「パネルヒーター」に目はつけていたのですが、当時は360度を包むタイプはなく、前と横だけで、ふくらはぎの方から暖気が逃げてしまい、決定的な寒さ対策にはならないのではないかと懸念していました。
しかし、2023年は360度タイプの「パネルヒーター」がある。これは試してみたいと思いました。果たして足先まで温めることはできるのでしょうか？ 下半身を包み込む「こたんぽ」を超えることはできるのでしょうか！？
360度「パネルヒーター」を購入しみた
いきなりですが、ぼくがAmazonで購入した「パネルヒーター」がこちらです。82%オフの4,579円で、見るからに怪しい値付けです。
※2024年バージョンに差し替えました。
ただ、Amazonで様々な「パネルヒーター」を比較しているときに、いくつか必要だと思える機能が出てきて、それを兼ね備えていたのが、この82%オフの怪しいモデルだったのです。
必要だと思った機能というのは以下のものでした。
・できるだけ長時間のオフタイマー
・スイッチ類は上の方に
集中しているときにスイッチがオフになると面倒なので、長時間のオフタイマーは必須です。また、座りながら操作することを想定し、手が届きやすい位置にスイッチ類があるものを探しました。
これが意外に下のほうについているものが多かったのですよ。オン／オフする頻度は低いとはいえ、イスに座ったまま極端にかがむのも腰に悪そうだったので、スイッチ類は上にあったほうが便利だという判断です。
そして、たどり着いたのが、82%オフで4,579円という、見るからに怪しい値付けの「パネルヒーター」でした。まあ、失敗してもネタになるしな‥‥という気持ちで購入しました。
360度「パネルヒーター」を写真で紹介
それでは、ぼくが購入した、足元を360度から温めることができる、値付けの怪しい「パネルヒーター」を写真で紹介します。
購入し、実際に使って分かったのですが、これはホットカーペットを丸めて自立できるようにしたものですね。そこに、立てたときに使いやすいようなスイッチが付いています。
ちなみにスイッチが付いている左右に開くのを留めるパーツは、簡単に外すことができ、収納するときはポスターのように丸めることができます。けっこう省スペースです。
一方で、あまりにも簡単に外れてしまうので、普段は養生テープで固定しています。足を出したり、入れたりしているときでも、外れてしまうことが多いのです。ここはもっと強く固定されたら嬉しいです。
スイッチは2つで、5段階の温度調整と、8時間までのタイマーです。いずれも押すと数字が増えていきループします。長押しすると電源が切れます。また、何かの拍子に倒れても電源がオフになる安全機能があります。
360度「パネルヒーター」のスペック
温度は5段階で調整可能で、最高70度というのがスペックとして表記されています。後述しますが、膝がけと併用しているので、最高温度70度で使ったことはありません。蒸されます。
タイマー機能は最大8時間まで設定可能なので、朝に電源を入れるのと、夕方の電源再投入の2回、そして電源オフの3回くらいが触る回数です。
筒になった使用スタイルでのサイズは、高さは50cm、横幅は38cmです。本体重量は約1kg、電源コードの長さは約1.4m、定格消費電力は165Wです。
360度「パネルヒーター」使ってみた感想
実際に使用すると、このような感じになります。
速暖をうたっている製品ですが、スイッチを入れると確かにすぐ暖かくなってきます。感覚的には30秒もかからないくらいです。あまりにも早いので、この性能には驚きました。
ただ、このままの状態で使っていると、上部から熱はどんどん逃げていくのです。膝から太ももにかけて寒いですし、何よりエコではないので、膝がけと併用しています。
こうするとことで空間が密閉され「パネルヒーター」の中が暖かい空気で満たされます。そう、これはパーソナルな「こたつ」として使うのが最適解だと思います。
ちなみに最近はフタ付きモデルもありますが、膝がけを併用するとより暖かくエコだと思います。膝がけがないほうが手軽ですけどね。
秋口に使いはじめたときは、温かさの設定は「1」で十分でした。年末から冷え込むようになってはじめて「2」を設定するようになりました。膝がけと併用するのであれば、個人的には「2」で十分そうです。
朝イチの部屋が本格的に寒いときはエアコンも併用しますが、それも20〜30分くらいです。部屋が温まれば「パネルヒーター」だけでも十分になります。「パネルヒーター」から熱が発生しているので、部屋の温かさもそこそこキープされ、寝るまでエアコンを再稼働することはありません。
あと、もう一点、床にはダイソーで200円で購入した足元サイズのカーペットを敷いています。床にダイレクトに足が触れると、やはり寒いので。
ただし、全く問題がないかというと、そうでもありません。
360度「パネルヒーター」の課題
1つは、足の自由度について、です。写真で見ると分かりやすいです。
体格にもよりけりだと思いますが、意外に足を入れるスペースは狭いのです。そのため、ずっと足を揃えているような状態が続きます。例えるなら飛行機の座席に座っているようなイメージでしょうか。
養生テープで固定することで簡単に外れることはなくなりましたが、足を動かしているとパッカーンと開くので、当初は気をつけて足を動かさなくなりました。
姿勢が固定されるのは腰にもよくなさそうですし、このままの状態が続くならエコノミー症候群的なものも少し心配に。養生テープで固定するようになってから、外れるのを気にせずに足を動かすようにはなったのですが「こたんぽ」の自由さは懐かしくなる時があります。
もう1つは、足先を集中的に温めにくいという点が挙げられます。「こたんぽ」だと足先まで電熱線があったので、最もケアしたかった足先の“冷え”に対処することができました。
しかし「パネルヒーター」だと壁面に電熱線があり、熱気は上にあがるので、ふくらはぎから上はとても温かさを感じることができるのですが足先に関してというとそこまでではありません。
この点に関しては、もっと温度をあげれば良いのかどうかなど、工夫と検証が必要だと思っていますが、今はさらにブランケットを筒の中に入れることで対応しています。これも決定的に暖かいわけではありませんが。
あとは「こたんぽ」のときはシーズン終了とともに、電熱線を外して洗濯するのが面倒だったのですが「パネルヒーター」なら掃除はしやすいというメリットはあると思います。
ただし、1ヶ月弱の使用で、足が触れる部分には毛玉ができ始めています。
ぼくは毛玉はそんなに気にならないですが、ホットカーペットなので、そういうことも起こりうるということは知っておくと良いでしょう。
360度「パネルヒーター」はおすすめ？
「パネルヒーター」単体ではなく、膝がけやブランケットと併用するのであれば、とてもおすすめの製品なのではないかと思います（膝がけの重みで本体のフチのヘタリが早い可能性があります）。
イレギュラーな使い方ですが、ゲーミングチェアでオットマンを出した状態だと、足先が「パネルヒーター」であぶられるような状態になるので、アニメとか観るときにとても具合が良いです。
「こたんぽ」も、2023年モデルでは4時間までタイマー設定が可能になっているので、選択肢としては悩むところです。
どこをどう温めたいか、本体のみで使用したいのか、それともブランケットなどを併用しても良いのかなど、それぞれの条件にあわせて選択するのが良いと思います。
ただし、価格は倍くらい違います。「こたんぽ」は10,843円しますので。
Amazonに6時間タイマーが設定可能な“こたんぽ的な製品”もあり、こちらはクーポンを使って3,280円と激安なのですが、性能は使ってみないと分かりません。
とりあえず、2023-2024の冬シーズンは、足元を360度から温めるラウンド型の「パネルヒーター」を使い倒してみようと思います。また気づいたことがあれば追記する予定です。
以上、足元を360度から温めるラウンド型の「パネルヒーター」のレビューが参考になれば幸いです！
教えてくれた友人のおすすめ（フタがついてて床も暖かい）
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