Apple、探すアプリを使って持ち物を探すことができる「AirTag」発表

Apple airtag 06 04

Appleが日本時間2021年4月21日深夜に開催されたスペシャルイベント「Spring Loaded.」で、Appleの「探す」アプリを使って持ち物を探すことができる小型のデバイス「AirTag」を発表しました。価格は3,800円で、2021年4月30日より発売開始となります。

落とし物を探すためのデバイスというのはこれまでにも様々なものが登場していますが、いずれも重要になるのが、探すためのネットワークを構築するアプリのインストールベースです。

デバイスを普及させるためにはネットワークの普及が必要で、鶏が先か卵が先か‥‥というような状況なのですが、Appleの場合は広大な「探す」アプリのネットワークが利用できるようになると、より見つかる確率も高くなります。

特に日本はiPhoneユーザーが多いので、その恩恵は計り知れないでしょうね。

Apple airtag 05 04

「正確な場所を見つける」機能と「AirTag」は、iPhoneのカメラやARKit、加速度センサー、ジャイロスコープからの情報を組み合わせ、より正確に向きを認識した追跡体験を提供します。

丸い「AirTag」は一つひとつが小さくて軽く、IP67等級の耐水性能と防塵性能を備えています。

内蔵スピーカーで音を鳴らすことが可能、さらに取り外し可能なカバーでバッテリー交換も簡単です。

Apple airtag 03 04

「AirTag」をiPhoneに近づけるだけで接続、簡単に設定できます。

Apple airtag 01 04

「AirTag」は、Apple製からサードパーティ製まで、幅広い種類のAirTagアクセサリが利用できます。テキストや絵文字を無料刻印することも可能です。

Apple airtag 04 04

「AirTag」には、超広帯域テクノロジーを使用するAppleが設計したU1チップが搭載されており、iPhone 11とiPhone 12のユーザーは「正確な場所を見つける」機能を使い、距離と方向をより正確に特定できます。

「AirTag」が持ち主から離れBluetooth圏外にある場合は、10億台に及ぶApple製デバイスの「探す」ネットワークが「AirTag」を追跡し、Bluetooth信号を検知すると位置情報を持ち主に中継します。

紛失した「AirTag」を誰かが見つけたときは、その人のiPhoneやNFC対応デバイスを軽くあてると、もし持ち主が連絡先の電話番号を提供していた場合には、その情報が表示されウェブサイトにアクセスできます。

思わずうっかり落とし物をしたくなる機能です。Appleロゴを見せることで、バッグの外側に「AirTag」をつけておきたくなるというのもうまい仕組みです。キーホルダー形式なら、バッグを交換した際にも移動が簡単です。

これまでの落とし物タグは、どちらかというと忍ばせておくというものが多かったと思うのですが「AirTag」は見せる方向というのが新しいですね。

「AirTag」は1個または4個セット、それぞれ3,800円(税込)と12,800円(税込)です。2021年4月23日21時より予約注文を開始、4月30日から販売開始します。

Appleがデザインした「AirTag」アクセサリとして、サドルブラウン、(PRODUCT)RED、バルティックブルーのレザーキーリングが4,500円(税込)、サドルブラウンと(PRODUCT)REDのレザーループが5,500円(税込)、ホワイト、ディープネイビー、サンフラワー、エレクトリックオレンジのポリウレタンループが3,800円(税込)で用意されます。