M1チップ搭載MacでARM版WindowsがプロセッサエミュレータQEMUを使い動作することが確認されるという記事を書きましたが、この方法をソフトウェアエンジニアの @niw が自分で試している様子をツイートしています。
QEMUというのは、オープンソースのプロセッサエミュレータです。もともとこの方法を試した @_AlexGraf のツイートとパッチで試しているということです。
うごいた pic.twitter.com/VbVPABAhGq
— Yoshimasa Niwa (@niw) November 29, 2020
ドライバーをインストールして、インターネットにも繋がっているとツイートしています。
これではSurface Pro X の立場がないwhttps://t.co/lpjLJQxlKM
— Yoshimasa Niwa (@niw) November 29, 2020
Geekbenchしたところ、MacBook Air上のWindowsだと次のような数値になっています。
Single-Core 1147
Multi-Core 3621
これに対してSurface Pro Xだと、次のような数値となっています。
Single-Core 765
Multi-Core 3014
MacBook Air上のQEMUで動かしたWindowsのほうが速い‥‥という結果です。どれだけM1チップが優秀なのか、という話になるでしょうか。
試してみたい方は @niw が書いたHow to run Windows 10 on ARM in Qemu with Hypervisor.framework patches on Apple Silicon Macをご覧ください。日本語でも解説されています。
とりあえずMacBook AirでWindows for ARMが動くことが確認されたので、今後はより簡単に動作させることができる方法が整えられていく可能性は高いですね。