旧型マック『SE/30』をメディア機能満載のPCに改造という記事より。
シャープ氏は、Mac-ITXを自宅のテレビとステレオに接続し、DVDプレイヤーとしても使っている。オペレーティング・システム(OS)は『ウィンドウズ2000』を搭載し、『Windows Media Player』(ウィンドウズ・メディア・プレーヤー)、『WinDVD』、『iTunes』(アイチューンズ)、『RealPlayer』(リアルプレーヤー)といったソフトウェアが使える。
屋根裏にひっそりと置かれていたSE/30をWindowsマシンとして復活させ、メディアセンターとして活用しているという人のお話です。
1990年代の初めごろ、イーアン・シャープ氏は米アップルコンピュータ社製の『SE/30』を購入した。当時はあまりに値段が高かったため、小切手にサインする手が震えたほどだった。
ぼくも初めて購入したMacがSE/30だったのですが、確かにローンにサインした日は忘れられませんね(笑) 今では信じられないと思いますが、やっぱり60万円くらいだったと記憶しています。でもそのデザインは、今でも色褪せていない素晴らしいものだと思います。モノとして、長く手元に置いておきたい感覚ですね。
しかし、本当にすばらしいのは、改造後もマックのOSがちゃんと動く点だ。シャープ氏はオープンソース方式の68Kマック・エミュレーター、『バシリスク2』(Basilisk II)をこのマシンに搭載している。
「エミュレート版の私のマックが、オリジナルのSE/30より約15倍も速く動作する」というのはご愛嬌ですね。
ここまで改造するんだったら安いPCを購入した方が良いと思う人も多いと思いますが、これがSE/30に対する愛情なんでしょう。
「ほんとうのすごさをわかってくれるのは、ハイテクのことをよく知ってる友達だけなんだ。私の家族は、どう反応していいのか戸惑っていたよ」と、シャープ氏は語っている。