Appleが、ヘッドホンや音楽ストリーミングサービスを手掛ける「Beats」を約3,000億円(30億ドル)で買収したことを発表しました。Apple史上、過去最高の買収金額となっています。
Apple、Beatsを30億ドルで買収―音楽ストリーミング・サービスはiTunesと別個に運営へ | TechCrunch Japanという記事になっていました。
Appleが買収したBeatsをどのように運営するのかが注目されていたが、音楽ダウンロード・サービスであるiTunesにストリーミング・サービス化するというリスクは冒さず、Beatsの音楽ストリーミング・サービスはiTunes別個に、並行して運営していくという。ストリーミング・サービスのビジネスモデルは定額制の聴き放題だ。
「Beats」は引き続き、音楽ストリーミングサービス「Beats Music」を提供していくということです。「Beats」の共同創業者であるラップ・ミュージシャンのDr. DreとJimmy IovineもApple入りします。
なぜ、Appleが「Beats」を買収することになったのか? これは数字に現れています。
デジタル音楽のダウンロードの売上高はストリーミングの成長と共に下降線をたどっている。デジタル楽曲の売上は2013年中に6%減少し、2014年の第1四半期には対前年同期比で13.3%も下落した。一方、アメリカにおける音楽ストリーミングの利用は2013年に32%アップしている。
音楽を聴く人たちのスタイルが、ダウンロード販売からストリーミングサービスに移っている、と。今はiTunesと音楽ストリーミングサービスである「Beats Music」は別に提供されることになっていますが、いずれ統合される可能性はあるのでしょう。