日本でのApple純正の地図アプリは、決して使いやすいものとは言えない仕上がりになっていると思うのですが、なぜそんな状態になってしまったのか? 「ガンダム駅」なぜできた アップル地図騒動の真相という記事がありました。
古橋氏が調べたところ、使われていたのはなんと「2010年以前に入力された公園の敷地データ」。日本以外の地図についても、同様に古いデータが使われていた。10年ごろにOSMのデータをコピーして独自のデータセットを作り始め、以後最新データを取得することなくそのままリリースしたのではないかと氏は推測している。
「iOS6の地図の不具合は、アップルのずさんなエンジニアリングが原因だ」とする、専門家のコメントが紹介されているのですが、使用している地図データが古かったり、複数のデータを結合する際に、複数のミスが起きたのではないかと推測されています。
アップルの地図はこの処理を怠り、旧日本測地系の経緯度のまま、正しい位置から450メートルほどずれて表示される駅などが散見される。
話題になった「ガンダム駅」も、2006年頃まで「パチンコガンダム」という店が実際にあり、それがずれて駅として表示されたのではないか、ということです。
「通常は主要都市のサンプリングチェックで気づくはず」のところ、それもしていない可能性が高く、結果としてありえない地図が出来上がってしまった、と。
【iOS 6】「Siri」ルート案内/ローカル検索/レストラン情報が利用可能にといった機能拡張もされているのですが、地図自体がまだきちんと使えないので、実用的ではありません。
長い目でみれば改善されていくのでしょうが、そこまで待てない‥‥というのもありますよねぇ。詳しいことは記事を参照してください。
ネタフルでは地図アプリに関して次のような記事を書いています。
▼「Maps+」Googleの地図でルート検索、トラッキング、コンパスが利用可能なiPhone地図アプリ【無料】
▼【iOS 6】Apple純正マップアプリの代わりに「地図マピオン」と「トラフィック情報」【無料】
▼【iOS 6】ウェブ版「Googleマップ」をホーム画面からアプリのように利用する方法