AppleがMacworldから撤退――基調講演はジョブズ抜きにという記事より。
米Appleは12月16日、米IDG World Expo主催のMacworld Conference & Expoへの出展を1月のサンフランシスコを最後にすると発表した。
AppleがついにIDGが主催する「Macworld Expo」から撤退することを発表しています。
かつては「Macworld Expo」といえばMacユーザのお祭りでして、Steve Jobsの基調講演に新製品発表と狂喜乱舞したものです。
かつては日本でも開催されましたし、個人的にはiMacが発表されたニューヨークの「Macworld Expo」に参加した思い出もあります。1998年、もう10年前ですね。
Appleは撤退の理由として、同社が顧客と交流するための方法として展示会が占める比率が極めて小さくなっていること、毎週350万人が訪れるApple Retail Storeがあり、Apple.comから数百万人に対して直接リーチできることを挙げている。
インターネットで情報が流通するようになり、Appleも新製品発表には独自のイベントを開催するようにもなりました。Appleにとって「Macworld Expo」は、役目を終えたということなのでしょう。
2009年1月のサンフランシスコで開催される「Macworld Expo」がラストということですが、基調講演もSteve Jobsではなくフィル・シラーが行うということです。
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米Piper Jaffrayのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、11月のデータが示すのは、Windows搭載PCの価格下落とNetbook(価格300ドル足らずのミニノートPC)のような低価格PCの台頭が、ついにAppleを阻んだことだと語る。
Appleは、Macworldへの不参加の理由として、大きな展示会ではなく、直営店のApple StoreやWebサイトなどを経由してユーザーとコミュニケーションが取れるためとしている。