「iPod touch」が届いてからこの方、まともにヘッドフォンで音楽を聴いたことがありません。
音楽を聴くなら「iPod nano」という感じで、「iPod touch」はジーンズのポケットに収まっています。
持っているだけで満たされる不思議なガジェットですが、何をするのかというと、ウェブをブラウズしたり、そしてメールを見たりしているのです。
例えば「自宅で使うか?」と思うかもしれませんが、これが使うんです。
わざわざMacBookを開くことなく、手軽にサクッとメールチェックや調べものをすることができます。
自分でも意外なのですが、恐らく、
・スリープからの起動が速い
・Safariの起動が速い
・バッテリの持ちが良い
といったことが関係しているのかな、と思っています。とにかくサクサクです。これは本当に使う気にさせられます。
ブラウズするということに関しては、リッピングした動画を見たり、YouTubeを見たり、iPhotoから写真を転送したりといったこともありますね。
アドエスだってWiFiが使えるんです。でも、電話というのは持ち歩くものなので、普段はあまりバッテリを消費したくないのですね。
そういう意味では、絶対的な必要性があまりない「iPod touch」でのブラウズが、理にかなっているのかな、と思います。バッテリの持ちも良いですし。
「iPod touch」は購入したけれど音楽は聴いていない、という人は意外に多いのではないでしょうか?
例えばアメリカでも「iPhone」が似たような使われ方をしているようです。
▼TAROSITE.NET: iPhoneはとにかくイケてるMail端末 – 活字の国のインターフェイス
5人とも、イヤホンなど一切つけずに、一生懸命タイピングをしているのである。他のBlackBerryユーザーと同じように。そのうちの1人はiPhoneでタイピングしながらもう1台のケータイで電話をしているヒトまで見つけてしまった(その人は女性だった)。なんだかちょっと、混乱してくる。
「iPhone」には「Mail」がプリインストールされているので、それを熱心に使われているようです。
「iPhone」は電話機能もありますが、それよりはどこでもネットに繋がるメール・ウェブブラウザ端末としての利便性が高いのかもしれませんね。
まあ「iPod touch」には電話機能はない訳ですが、普通に便利ですし、今後、ホットスポットがより拡大していくことに期待して止みません。
あとは思うのは「iPod」と冠されていなければ、こんなには売れなかったのでしょうね、ということ。
Apple Crazyだったら間違いなく手にするガジェットだと思いますが、これが普通にPDAとしてリリースされたんだとしたら、それ以外の人たちの興味はそそらなかったのではないかと。
そして音楽も聴けるから、と買ってみたら、今度は音楽は聴かずにネットばかり見ているという、ぼくにとってはとてもユニークな「iPod touch」です。
文字入力も慣れればそれなりですし、今後、どのようなアプリケーションが追加されるのか、興味津々です。システムのバージョンアップで、かなりの可能性を秘めています。
追記:「iPod touch」レポートのまとめもぜひご覧ください(その他のレポートもあります)。