Apple Watchで飲酒量が減った話(追記あり)

Apple watch auto sleep 000.

若い頃から飲み会でみんなでワイワイとやるのが好きでした。イベントもしょっちゅう企画していたし、コロナ前は週に2〜3回くらいは飲み会をしていたのではないかというくらい。

だったのですが、2025年1月現在、すっかり飲み会に参加したり企画することが減り、それこそ月に2〜3回くらいになっています。どうして飲酒量がすっかり減ってしまったのか?

その1つが、睡眠時の身体の状態がApple Watchで可視化されたからだと思っています。

飲酒量が減った理由:キャンプ

コロナ前は週に2〜3回くらい飲み会をしていたのですから、コロナ禍に突入しても家で飲むのは続いていました。4リットルの焼酎を購入し、晩酌していました。むしろ毎日たくさん飲んでしまっていました。

ただあるとき、ふっと憑き物が落ちたように、飲酒したい欲求がすーっと少なくなっていったのです。その要因として心当たりがあるのが、キャンプとApple Watchです。

コロナ禍のタイミングでキャンプをはじめました。密にならないからとキャンプをはじめた人は多かったと思いますが、月イチのキャンプが今でも継続しています。

クルマで1時間くらいのキャンプ場に行き、何人かで焚き火を囲みながら美味しいものを食べ、酒を飲み、そのまま寝て、翌日はひとっ風呂浴びてラーメンを食べて帰宅するというルーティン。

この月イチのキャンプのリフレッシュ効果が、自分にとっては非常に大きなものでした。電車に乗って飲み会をしに行くモチベーションは下がりました。

飲酒量が減った理由:Apple Watch

そしてもう1つの理由が、Apple Watchです。飲酒量にブレーキがかかったのは、Apple Watchで睡眠の質が可視化されたというのが大きいと思っています。

なぜこんなことを改めて考えたかというと、ホールフーズの創業者がApple Watchで睡眠を追跡したことで断酒に成功したという記事を読んだからです。

ここで紹介されている「AutoSleep」がまさにぼくも使用しているアプリなのですが、試したところ、お酒を一杯でも飲むと、深い眠りがゼロになることに気付いたのだそう。そこから葛藤もありつつ、今は断酒に成功しているという記事です。

それではここで、ぼくが「AutoSleep」で計測しているデータをご覧ください。

Apple watch auto sleep 001.

ぼくは普段は缶ビール1本くらい飲んでいて、それはほとんど影響してなさそうですが、明らかに睡眠の質が落ちている日があるのが分かります。1日、5日、15日あたりですね。

実はこれらが前日に深酒してしまった日です。分かりやすく睡眠の評価が半減しています。

もう少し詳細を表示すると、これが100%の日です。

Apple watch auto sleep 003.

100%になることなんてあるのかと、飲酒量が多い頃は思っていたのですが、減らすとけっこう100%になるのですよ。

それはもちろん飲酒だけが関係しているわけではないとは思いますが、てきめんに数字に現れるので大きな要素だと思います。

続いて43%の日です。

Apple watch auto sleep 004.

深い睡眠がゼロです。さらに自分的に最も気になったのが心拍数です。寝ているのに、休まっている感じがしないな、と思ったのです。

心臓も筋肉です。いつか疲労して止まるのでしょう。もし一生に打てるハートービートの数がおおよそ決まっているとしたら、確実に飲み会はそれを縮めているのだな、と思いました。

だからすぐに飲酒をやめようという気持ちには至っていないのですが、頭の片隅には「飲むと心拍数が高くて身体が休まっていない」というのが残りました。

年を取ってくると、飲み会をすること自体にものすごく体力を使っていると感じるようになったのですが、消化や分解、さらには心臓が活躍しているなど、疲れる要素はいくらでもあったのです。

とはいえ断酒にまでは至らない

同世代ではお酒をやめるという人も出てくるのですが、そういう気持ちも分かるようになりました。ただ、完全に断酒したらどうかというと、まだそこまでには至っていません。

美味しいお酒もあれば、楽しいお酒もあります。確実に飲めなくなりつつあることも感じているのですが、たまに飲み会すると楽しいです(特にキャンプ)。

なので、引き続きApple Watchで身体の状態をウォッチしながら、お酒とはほどほどの付き合いを続けていこうかな、と思っています。

もし「飲酒量を減らしたいな」とか「睡眠状態が気になるな」という人がいたら、Apple Watch + AutoSleepで可視化してみてはいかがでしょうか? この組み合わせは本当にオススメです。

ぼくが購入したときより値上がりしたようで1,000円ですが、買い切りですし十二分に価値があると思います。

AutoSleep 睡眠の追跡をWatchで

AutoSleep 睡眠の追跡をWatchで

Tantsissa¥1,000posted withアプリーチ

ちなみに、ぼくはまだ「Apple Watch Series 6」を愛用していますが、日常的に困ることはありません(バッテリーの持ちは悪くなってきたけど)。

なので、必ずしも最新版のApple Watchでなくても良いのではないかと思います。Apple整備済み品もあります。

追記:少量の飲酒でも睡眠に影響はあるのか?

「お酒を一杯でも飲むと、深い眠りがゼロになることに気付いた」というのが気になっていました。深酒しなくとも、アルコールが睡眠に影響することがあるのだろうか、と。

ここ1ヶ月ほどアルコールを口にしていなかったのですが、実は睡眠時の心拍数がこれまでよりも減っていることに気づいていました。それがアルコールを解禁したところ、如実に違いがあることが分かったのです。

Apple watch sleep alchol 001.

これがノンアルの日です。心拍数は59です。

Apple watch sleep alchol 000.

そしてこれが缶ビールを2本(700ml)飲んだ日です。心拍数は65です。

これまでは低くても65くらいだったので、ノンアルの日々は随分と心拍数が下がるものなのだなと思っていました。

ここ1ヶ月だと以下のようになります。

Apple watch sleep alchol 002.

ずっと60前後だったのが、飲酒すると65前後に上がります。これをわずかな差とみるかどうか。

人間の一生の心拍数が決まっているという説も聞いたことがあります。少なくとも筋肉の塊であることを考えると、無限のハートビートというのも考えづらいです。

深酒した日は心拍数が80〜90になっていて、これは全く身体が休まってなさそうだな、と感じたのは既に書いた通りですが、深酒しなくても心拍数に影響がありそうだな、ということが、1ヶ月の禁酒を経て分かりました。

700mlくらいでは寝起きにもほぼ関係ないのですが、わずかながらもアルコールとノンアルの睡眠の質の差を知ると、惰性で晩酌するのは気をつけようかな、という気持ちになりますね。