Appleは特許紛争のため、アメリカで「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の販売を一時停止していますが、その対応策としてソフトウェアアップデートを準備していることが伝えられています。
AppleInsiderの、Apple could avoid US Apple Watch ban with software updateという記事です。
While Apple waits for President Biden’s administration to make a decision about the ITC’s Apple Watch ban, the company is working on a software update that may help avoid stopping sales for now.
Apple、特許問題をソフトウェアアップデートで回避か
Apple Watchに搭載される血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーターがMasimoの特許を侵害しているとITCに認定されたもので、Apple Watchの輸入禁止が命じられました。
Bloombergによると、Appleは輸入禁止を回避するために多方面から取り組んでおり、そのうちの1つとして、問題の特許を回避するためのソフトウェア・アップデートに取り組んでいるそうです。
MasimoはAppleが複数の特許を侵害していると訴訟を起こし、今回それが認められた形となっていますが、Masimoの特許はセンサーを動かすハードウェアに関するもので、はこれはハードウェアの変更によってのみ解決できると主張しているということです。
Appleのエンジニアは血中酸素センサーに使用されているアルゴリズムを変更し、Masimoの特許を侵害しているとされる技術を削除しようとしているということです。仮にハードウェアのアップデートになれば、最低でも数ヶ月はかかるとみられます。