写真のバックアップにはGoogleフォトを利用しているのですが、もしかすると自分でも似たようなミスをする可能性があるので、メモしておきます。
写真家の全俺が泣いた。AmazonドライブでRAWデータを完全消去した話。によると、Amazonドライブで写真を収めたフォルダの同期を解除したところ、ローカルにあった写真データが全て消えてしまったそうです。
Amazonドライブは、同期されていない・ローカルにしかないファイルまでも同期の手順を間違えると同期されないままデータがローカルから抹消されてしまうようです。なんでこんな仕様なん。。。。。。
同期とバックアップの概念の違いと言いますか、Amazonドライブでもアプリをダウンロードして確認したところ「バックアップ」と「同期」ではタブが分かれています。
ついでにいうと、初期状態では「同期」タブはなく、あえて設定することで同期機能も使えるようになります。初期状態ではバックアップのみです。
バックアップというのは、指定したフォルダーの内容をAmazonドライブにバックアップしてくれるというものです。iPhoneやMacの写真を、念のためにバックアップしておきたいということであれば、まさにこの「バックアップ」機能を使うのがオススメです。
そして、今回、写真ファイルが全て消失してしまう原因になったのが「同期」です。
Mac版のAmazonドライブアプリでは、環境設定から「同期」機能を設定します。その際に「同期のミラー機能により」という文言があります。
「同期フォルダーでファイルを編集すれば、すべての場所でファイルは常に最新の状態になります」ということです。
つまりAmazonドライブ上のフォルダーと、ローカルにあるフォルダーの内容が常に同じになるという機能です。削除すればそれが反映されます。
「バックアップ」はファイルがどんどん追加されていきますが「同期」の場合はクラウドとローカルが同じ状態に保たれるというのが違いと言えます。
今回のケースでは「RAWデータの整理をしてから同期・アップロードしなおそうと一度同期するフォルダから2018年分のフォルダの同期を解除した」ら、ローカルにあったフォルダーも消えてしまう事態になりました。
同期を切っても、ミラーリングだからといって、まさかローカルのフォルダーごと削除されるとは思いませんよね。
仮に同期を切るとしたら、同期しているフォルダーを他の場所にバックアップしなくてはなりません。となると、あまり使い勝手は良いとも言えない気がします。
これはちょっと不親切というか、自分でも同じミスをやらかしそうだと思ったので、Amazonドライブで同期することがあれば気をつけたいと思いますし、単純に同期を切るだけの仕様になった方が利用者としても間違いがないのでは、と感じました。
他のクラウドサービスでも同じようなことが起こる可能性があるので、同期を切る前には注意が必要かもしれません。
少し前に以前いた大学で使用していた Dropbox のアカウントが突然解約され10年分のデータがフォルダごと消えた話「想像するだけでゾっとする」ということがあったのですが、Dropboxでもアカウントが削除されるとローカルのデータが消去されるそうです。
Dropboxの場合は「オンラインで消した時にローカルが消えないと言うことになると、本当に消したいものを消した時に、ローカルからすぐさま同期されて元に戻ってしまう」という意見もあるように、これは仕様ですので、知っておくべきこと、注意すべきことですね。
「同期しているから安心」ではなく、やはり改めて「バックアップの大切さ」を思い直しました。オンラインで消した時にローカルが消えないと言うことになると、本当に消したいものを消した時に、ローカルからすぐさま同期されて元に戻ってしまう