「アフィリエイトはネット共通プラットフォームに」

リンクシェア花崎氏「アフィリエイトはネット共通プラットフォームに」という記事より。

実際には“古い”手法であるアフィリエイトが、今改めて注目されている理由について花崎氏は「ブロードバンドの普及でネットサーフィンが復活」「ブログによる個人への浸透と参加」を指摘。こうしたインターネットでの広がりを受けて、企業も想定以上の効果を認識、アフィリエイトの予算を積み上げることで市場そのものが拡大しているという。花崎氏は「いわゆる“カリスマアフィリエイター”による出版やテレビ取材といった広報活動の影響も大きい」と付け加えた。

確かにアフィリエイトプログラムに注目が集まっていますね。カリスマアフィリエイターがテレビや雑誌に登場するのもしばしば見かけます。起業ブームとも無関係ではないでしょう。何より個人がリスクを取らずに始められるビジネスとしては、アフィリエイトプログラムはうってつけです。その分、利益が出始めるようになるまではが難しいのですが。しかし、ブログの普及でしっかりしたウェブサイトを作る、という参入障壁もかなり低くなっているのではないでしょうか。

企業がアフィリエイトに注目するポイントとして花崎氏は「検索サイトでの陣取り合戦のパートナー」という事例を紹介。Googleの検索結果では画面右側に広告が表示されるが、この広告のクリック率が2〜2.5%であるのに対し、検索結果のクリック率は20〜25%と10倍近いというデータを引用し、「アフィリエイトサイトがSEOを高めることで、クリック率が高い検索結果のエリアを利用できるとした。

アフィリエイトサイト自身がSEOを施しますから、あるキーワードで検索した時に上位を占めるのがアフィリエイトサイトになり、しかも検索結果がよくクリックされるというデータです。上位表示されているサイト全てから商品が売れる可能性がある訳ですから、企業としても注目せざるを得ないですね。「従来までの企業は“自社サイトにさえ集客すれば良い”という考えだった」を改めている時期なのでしょう。

例えば、Apple Store、ユニクロ、無印良品といった有名ブランドもアフィリエイトブログラムに参入しています。アフィリエイトサイトが乱立することでブランドに傷がつくといった問題も過去には語られたと思いますが、もうそんなことを言っている時代ではなく、アフィリエイトサイトのパワーを無視できない、ということなんですね。

アフィリエイトプログラムとは?