「頭がいい人、悪い人の話し方」樋口裕一 著という記事より。
「頭がいい人、悪い人の話し方」(樋口裕一著、PHP選書)には、これでもか、とばかりに調子の悪い話し方の例が列挙されている。ちょっと挙げてみると、「自分の価値観だけですべてを判断する」、「根拠を言わずに決めつける」、「難解なことを言って煙に巻く」、「詭弁を用いて自説にこだわる」、などなど。普段の仕事や生活の中で思い当たることがたくさんある内容だ。
この人はいったい何を言いたいんだろうか、という場面に遭遇することは確かにありますね。予測できればまだいい方で、「議論の場であっても、相手の論旨を汲み取った発言ができないので、延々と平行線が続いた挙句に感情的になってしまったりする」というネット上の話も紹介されていますが、確かにその通り。
一方で、ああなんでこの人は難解な話をこんなに分かりやすく伝えられるんだろうか、という人もいる訳で、テクニックを磨くことで、分かりやすい話し方ができるようになるのであれば、是非とも磨きたいものです。
人間、四十も過ぎると、そう簡単には自分を変えることはできないものだ。あまつさえ、「これまで、これでやってきたんだから」といったおかしな自信に溢れている場合さえある。中途半端な成功体験(成功というよりは、大失敗はしていない、という方が適切な場合が多いかも)があったりすると、それがますます助長される。「だから、その程度なのだ」という見方もできると思うのだが…(笑)。