Appleから「iPod shuffle」が発表されました。
「意外性に満ちた毎日」にようこそ。iPodの「曲をシャッフル」機能が、「次に再生される曲がわからない」楽しさで、お手持ちのミュージックコレクションに新境地を切り拓いてくれます。あなたも新登場のiPod shuffleで、この新しい世界に飛び込んでみませんか。iPod shuffleは、お気に入りの曲を毎回ちがった順番で再生して、「お決まりのパターン」を完全に排除してくれます。
もちろん、シャッフルせずに聴くこともできますが、AppleとしてはiTunesの経験や利用者へのヒアリングから、シャッフルすることが一定の重要性を持っていることに気づいたんでしょうね。ちなみに、本体裏側のスイッチで「シャッフル再生」が選択可能です。
使用シーンとしては、
・散歩
・ジョギング
・サイクリング
・スノーボード
など、スポーツのシーンが登場します。シリコンメモリで音切れしないということで、そういった層からのリクエストもあったでしょうし、逆にそういった層へさらにアピールしたいという気持ちでしょう。
サイズは、24.9mm x 83.8mmで、ガムと同程度のサイズです。モデルが2つあり、512MBが10,980円。なんと! これは思わず購入してしまう価格設定です。「Mac mini」といい、かなり戦略的ですね。アメリカでドルで発表されて安い! と思っても、日本に入ってくるとやっぱりね、という価格になっていてがっかりすることも多かったのですが、それが一切ないですね。1GBは16,980円です。
付属品にはネックストラップ、白いインナーイヤー型ヘッドフォンがあります。特にネックストラップは運動する時は必需品かもしれません。別売りのアームバンド、スポーツケース、バッテリーパックなどのアクセサリも楽しいですよ。バッテリーパックで最長12時間再生です。それにしても、10,980円だと、親しい人にプレゼントしたくなっちゃいますね。
iTunesとのシンクも簡単で、USBポートに直接するだけというシンプルさ。
あとは個々の曲をドラッグ&ドロップで入れたり、オートフィル機能を使ってお気に入りのプレイリストからの曲、またはiTunesライブラリ全体からランダムに選んだ曲でiPod shuffleを満たすだけです。iPod shuffleは曲の転送中に自動的に充電されるので、曲の転送が終わればすぐに、次の「音の探検」が始められます。
充電までいけてしまうんですね。また、音楽以外のファイルも入れることが可能で、いわゆる“USBメモリ”としても使用可能です。
これで、iPodシリーズも、
・iPod shuffle
・iPod mini
・iPod Special Edition
・iPod
・iPod photo
とバリエーションが広がりました。
▼Apple iPod shuffle 512MB M9724J/A
▼Apple iPod shuffle 1GB M9725J/A
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iPod/iPod miniにも共通することだが、いかにiTunesを鍛えるかが、iPodシリーズを楽しむコツである。特にiPod shuffleの場合は、その作業が欠かせない。具体的には、楽曲に対してこまめにレーティングやコメントを入力する。これをしっかりとやっておけば、例えばトレーニング向けの曲だけ集めたいときも、スマートプレイリストを作成するだけで簡単にアップテンポの曲だけをフィルターできる。
ライブラリソフトにはこれまでどおりiTunes(4.7.1以上)を用いるが、PC側のライブラリをそのまま転送するのではなく、名前の通りランダム(shuffle)に曲を転送する形が基本となる。容量が少ないためにPC側のライブラリをすべて転送できないこその、逆転の発想といえる。「iPod shuffleは同じ再生を二度としないという新しい体験をもたらしてくれる」(ジョブズ氏)。
▼Apple初のシリコンプレーヤー「iPod shuffle」は99ドルから
Appleによれば、この「iPod shuffle」はガムのパックよりも小さく軽量だという。価格は512Mバイトが99ドル、1Gバイトが149ドル。
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液晶は搭載されていないが、各ボタンの操作を行うと中央ボタンの上に埋め込まれたLEDが緑色もしくはオレンジ色に発光する。この色と発光のパターンで操作の確認が可能になっており、再生や停止の操作をすると「緑が1回」、ホールドの操作をすると「オレンジが点滅」というように反応する。
▼「iPod shuffle」登場~国内価格は1万980円から
操作ボタンは、サイズこそ小さいがほかのiPodに準じたもの。エルゴノミクス設計による円形コントローラと裏側にあるスライダー型スイッチを使い、手元を見なくても操作できるようになっている。
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再生可能なフォーマットはMP3(8~320Kbps、VBR対応)、AAC(8~320Kbps)、プロテクテッドAAC(iTunes Music Storeから購入したファイル)。演奏時間4分の曲を128kbpsでAACエンコードした場合、1GBモデルで約240曲保存できる。音楽以外のデータファイルの保存も可能となっている。
持ち歩きに際して付属のストラップを利用するかどうかは趣味によるが、キャップ部分のロックは意外にしっかりしている。22gというほとんど存在を感じさせない重量もいいのだが、かえって無くしてしまいそう、という不安も多少はある。ストラップを使わず、バッグに入れて使用するタイプの人の場合は、iPod shuffleを探してバッグのなかをひっかきまわすといった光景も容易に想像できそうな気がする。
▼アップル、512MB/1GBフラッシュメモリ搭載の「iPod shuffle」を投入
「ガムのパックよりも小さくて軽い」と同社が表現するiPod shuffleの大きさは、長さ3.3インチ(約8.4cm)、幅0.98インチ(約2.5cm)、厚さ0.33インチ(約0.84cm)のスティック型。重さはわずか0.78オンス(約22g)と、これまで最軽量だったiPod miniの3.6オンス(約102g)よりも大幅な軽量化を実現した。