『iPod』を「自粛」できないマイクロソフト社員たちという記事より。
マイクロソフト社の経営陣は、自社の従業員の間で米アップルコンピュータ社の『iPod』(アイポッド)が大流行していることに、苛立ちと不快感を募らせている。
ワシントン州レドモンドの緑豊かな敷地では、どこに行っても、人々の耳には白いイヤホンがかかっていると記事。レドモンドと言えば、Microsoftの本社ですね。
ある上級マネージャーは、匿名を条件に、「携帯型の音楽プレーヤーを所有するマイクロソフト社の従業員のうち、約80%がiPodを持っている。とんでもないことだ」と語った。
Microsoft自身は音楽プレーヤーは作っていませんが、ソフトがクリエイティブ・テクノロジー、リオ・オーディオ、ソニーなどで使用されたり、Windows Media Audioがナップスター、ミュージックマッチなどの音楽ストアでサポートされています。ということから考えれば、すなわち自社のソフトウェア技術が使われていないということで、経営陣がイライラするのも仕方が無いかもしれません。
ちなみに、25,000の従業員の80%といえば、16,000人です。なんとまぁ。
前述のマイクロソフト社のマネージャーは、「経営陣は本当に危機感を覚えている」と述べた。「自分たちがいかに追い詰められいているかが示されているからだ……。いくらマイクロソフト社だとはいえ、自分たちが世に出しているものに誰も興味を示さない、自社の従業員でさえもとなれば」
自社技術を間接的に否定しているようなものですからね。