子供は失敗して当たり前

お昼にラーメンを食べていたら、隣で話しているOLママさんの話が耳に入ってました。

曰く。

「うちの子、まだコップで飲めないのよ~」
「え~、まだ~?」

子供の成長には個人差があるので、何歳からコップで飲めるようになる、ということはないですし、そういう驚き方もどうかと思っていたのですが、

「コップだとこぼすでしょう」

と続けて、どうもコップで飲む練習をしていないらしいことが分かりました。お母さんにも事情があるでしょうから、コップの練習をしていないのも家庭の事情だと思います。

改めて戒めのように思ったのは「子供は失敗して当たり前」だと言うことです。ぼくだって、初めてチャレンジすることでは失敗します。大人だって失敗します。要は、

・子供は失敗の仕方がヘタ
・大人は失敗の仕方が上手

ということであって、大人も見えないように失敗して練習して技術を習得するのだから、子供にもたくさんの失敗をさせてあげようと思ったのです。

うちの息子もいろいろとできるようになってきましたが、食事の時は箸でご飯を食べてぽとぽとこぼします。ついつい、こぼさないように手伝ってしまったりするのですが、こぼして当たり前なんですね。トイレトレーニングだって最初は漏らして当たり前。怖い夢を見て泣いたって当たり前。

そうやって当たり前の失敗を繰り返して、成長していくんだな、と改めて思い直しました。遠くからそっと見守りつつ、いろいろな“失敗”を経験させてあげようと思います。