2019年8月27日のGoogleロゴは「セザリア・エヴォラ」をモチーフにしたものとなっています。セザリア・エヴォラは、大西洋の島国・カーボベルデ共和国出身で、同国を代表する音楽ジャンルであるモルナの歌手です。
Googleロゴに「セザリア・エヴォラ」
セザリア・エヴォラは、もともとはカーボベルデの盛り場で歌を歌って糊口を凌ぐ生活を送っていましたが、1992年にフランスでリリースしたCDの中に収められた曲「Sodade」が大ヒットし、世界で活用するようになったそうです。
2003年にアルバム「Voz D’Amor」でグラミー賞の最優秀コンテンポラリー・ワールドミュージック・アルバム賞を受賞しました。
1941年8月27日生まれなので、生誕78周年を記念したロゴとなっています。セザリア・エヴォラは2011年12月17日に、70歳で亡くなりました。
セザリア・エヴォラの「Sodade」です。
カーボベルデ・クレオール語
カーボベルデの公用語はポルトガル語ですが、理解度は必ずしも高くなく、最も広く使われているのはそのクレオールであるカーボベルデ・クレオール語だそうです。
クレオール言語というのは「意思疎通ができない異なる言語の商人らなどの間で自然に作り上げられた言語(ピジン言語)が、その話者達の子供たちの世代で母語として話されるようになった言語を指す」とされています。
日本でも「別々の言語である中国語と日本語が混ざって、かつ文法的に完成されたという点では、訓読も一種のクレオール言語と見なすことができる」そう。小笠原諸島には英語を基層言語とした小笠原語があるそうです。
小笠原方言 – Wikipediaによると、今でも「ガッダム(ちくしょう)」「プクヌイ(大きい穴)」など様々な小笠原語が使われているということです。