AppleがiPhone販売の不振により、2期連続の減収減益となりました。アップル、2四半期連続で減収減益 サービスは16%増収という記事になっています。
米アップルが30日発表した2019年1~3月期決算は売上高が前年同期比5%減の580億1500万ドル(約6兆4600億円)、最終利益が16%減の115億6100万ドルで、2四半期連続の減収減益だった。
iPhoneの販売が不振で17%減となり、これが影響を及ぼしているようです。ただし「足元では端末値下げなどの効果が出始めている」そうです。
日本でも下取り価格が上げられています。これまでのAppleにはなかったことですね。
タブレット端末「iPad」が22%の増収と好調だったほか、腕時計型端末「アップルウオッチ」や人工知能(AI)スピーカーなど周辺機器も30%増と大幅に伸びた。
アプリ配信などサービス部門の売上高が16%増の114億5000万ドルということで、売上全体に占める比率が20%と伸びており、iPhoneの不振を賄う収益源として期待されています。
ただ、個人的にはiPhoneの販売不振は終わりの始まりのように見えます。Appleは決してサービスの得意な会社ではないとも思いますし。
まずはiOSとmacOSを統合し、新たな需要を喚起する必要があるでしょうし、iPhoneについても技術革新がAndroidに先行されるなら、低価格モデルを投入する施策は必要になるのではないでしょうか。サービスが伸びるのも、ハードウェアありきのところがありますからね。
要するに新しい技術で未来を提示していく会社ではなくなりつつあるのかな‥‥と、昨今のAppleを見ていて感じるわけですが。
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製品別の売上高は、アイフォーンが17%減の310億5100万ドルと落ち込んだ。アプリ販売や音楽配信といったサービス部門は16%増の114億5千万ドルと、四半期ベースで過去最高を更新。地域別では、中華圏(中国と台湾)が22%減の102億1800万ドルと不振だった。
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決算の数字から想像すると、先日の発表会で北米や英語圏を中心とするサービスの発表が目立つ印象だったのは、大幅なテコ入れが必要だが、もはやテコ入れしても改善しない確率が高い中華圏よりも、堅調な北米の業績を維持・伸長させる戦略を採ったからだろう。
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