野良猫の中には、片耳を少しだけカットした「さくらねこ」と呼ばれる猫ちゃんがいることを知りました。なぜ片耳を少しだけカットしているのか? それは、不妊手術済のしるしなのだそうです。
「さくらねこ」とは?
「さくらねこ」のことはこのツイートで知りました。
このポスターを、動物病院の中と外に貼りました。
耳カットの猫さんを温かいお家に入れてあげてください。 pic.twitter.com/pZm6aGjeWT— あくび猫 (@akubineko2828) 2019年1月21日
耳カットの猫は、世話をする人はいるけれど、飼い主のいない猫のこと。なぜ耳がカットされているかというと、それは既に不妊手術済ということを表しているのだとか。
ポスターでは「どうぞ家族に迎えてあげてください」と書かれています。
「さくらねこ」の活動がある
これは「さくらねこTNR」という活動なのだそう。
どうぶつ基金が2005年から動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
もし耳カットがないと、何度も捕獲される可能性があり、それは猫のストレスにもなるそうです(手術済か開腹することもあるそう)。
耳カットは痛いのではないか、という疑問もありますが、不妊手術の際に、麻酔が効いている間に行われるので、痛みはないようです。
耳がまるで桜の花びらのようだということから「さくらねこ」と命名されたそうです。
耳カットの猫ちゃんにそんな意味があったとは! 一代限り、地域でかわいがられると良いですね。