2,500円のスマートブレスレット体験記!便利なのはやはりプッシュ通知とフィットネス管理

スマートブレスレット

過去にも様々なスマートウォッチやフィットネストラッカーを試してきたのですが、Amazonのセールでスマートブレスレットが安くなっていたので、試してみることにしました。時計機能もありますが、形状からあえて「スマートブレスレット」と書いています。

購入へ至る話はAmazonタイムセール祭りでカロリー消費や心拍が計測できる上にLINEの通知も受け取れるスマートブレスレットを2,474円で購入という記事を書いています。

Pebbleで初めてスマートウォッチなるものを体験したときに、最も便利だと感じたのは、iPhoneで受け取るLINEなどのプッシュ通知を表示できることでした。

最低限、プッシュ通知を受け取れる機能があれば、特に他には絶対に欲しいという機能はありません。逆にいえば、ぼくにとってのスマートウォッチの命はプッシュ通知の表示なのです。

そう考えれば、数万円もするようなスマートウォッチはオーバースペックです。

また、スマートウォッチの類にはフィットネストラッカーの機能もありますが、例えば睡眠を計測しようとすると、時計の形状のものを毎晩つけておくのは抵抗があるんですね。端的にいえば寝にくい。

だから

・ブレスレット状で
・価格も安価で
・プッシュ通知が受け取れる

という、中国製のスマートブレスレットに非常に興味が湧いたのでした。

数日間、試してみたので、使用感などをレビューしたいと思います。

パッケージ、設定、ファーストインプレッション

パッケージ

思ったより小さいパッケージでした。サイズ的に10cm四方くらい。Amazonからはデリバリープロバイダの配達でしたが、ポストに投函されていました。

パッケージ裏

もともと「血圧計がついている!」と思って購入したのですが、勘違いで可能なのは心拍数の計測でした。あとで説明しますが、これがなかなか楽しいです。

取り出したところ

箱を開けたところ。説明書は英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語、イタリア語の6カ国語に対応。ただ、翻訳がおかしいところが多々あるので、とりあえず日本語で説明されている‥‥くらいに思っておいた方が良いかも。

マニュアル

日本語がおかしいのは専用アプリも同様で、いちおうローカライズはしてあるけど、もしかしたら英語のままの方が分かりやすいんじゃない? と思うところもあります。このあたりは期待しない方が良いです。

本体

液晶を保護する黒いシートには、ボタンを5秒間押してアクティベートすること、引っ張るとUSBが出てくることなどが書かれています。

本体の裏

本体の裏側には、心拍数を計測する装置があります。ここがピカピカして心拍数が計測されます。常に肌にあたっている部分ということにもなります。

メーカーなのか機種名なのか「AISIRER」と書いてありますが、パッケージも含めてあまりアピールはされてません。

USB端子

USBの充電端子は、ベルトを引き抜くと出てきます。基本的にはどちらのベルトも引き抜けるので、とりあえず力を入れて引き抜いてみましょう。最初は思っている以上に硬いと思います。

充電しているところ

充電はUSBにダイレクトに挿すだけです。この時に思っている以上に充電開始を知らせるモーター音が大きいので、けっこうモーターが強いことが分かると思います。

スマートブレスレット

普段は画面が消えていますが、腕を上げたたり、手首を回転するような動作で、つまり時計を見るような動作で液晶画面が点灯します。ただ、画面点灯に関しては、ややアバウトなところもあるようです。

表示項目はスマートフォンとの接続、バッテリー、時計、日付、心拍数、歩数、となります。

専用アプリをダウンロードし起動すると、スマートブレスレットとiPhoneをペアリングすることができます。

すると、すぐにプッシュ通知の表示も開始されます。

プッシュ通知

TwitterやFacebookは問題ありませんが、なぜかLINEだけ文字化け(四角い豆腐)が入ります。

LINEの通知

スタンプの場合は問題なし。画面は決して多くないので大量の文字数が読めるわけではないのですが、誰からメッセージが届いたのか、最初の部分だけ少し読めるので、これが思っている以上に便利に感じるはずです。

アプリ

「Appリマインド」として、アプリのプッシュ通知を設定する専用アプリの画面です。最初はFacebook、Twitter、LINEをオンにしていたのですが、LINEだけで良いという結論になりました。

FacebookもFacebookメッセンジャーがあれば、そちらはオンにしたいところです。

使ってみてどう?【感想】

月曜に届いて今日が土曜日。ほぼ1週間、使ってみての感想です。まずはアプリの機能から説明します。

専用アプリの「WearFit2.0」を使用します。

WearFit 2.0

WearFit 2.0

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iOS版、Android版、いずれもあります。

管理画面

これがメイン画面で、ここから各種のログにアクセスすることができます。ぶっちゃけて言ってしまうと、日本語化の出来はよくありません。

恐らくアプリ自体は普通に開発されているのだと思いますが、ところどころで「??」となってしまう部分もあるので、むしろ日本語化を手伝ってあけだいくらいなのですが、アプリから問い合わせフォームに記入してもそれが機能していないのでメールできない、そのくらいのゆるいアプリです。

心拍数

意外に面白いと思ったのが心拍数計測の機能です。常に腕でも確認することができるので、ことあるごとに自分の心拍数が分かります。

45年生きてきて、自分の心拍数を意識して生きるのは初めてなのですが、落ち着いている時は下がるし、動いている時は上がるし「たぶん落ち着いているだろう」という感想ではなく、客観的に自分を見られるのが面白いです。

聞いたところによると、この心拍数計測をしていたおかげで異常値が出ていることが分かり、病院に行って救われたという人もいるそうです。

格安モデルなのでどこまでの信頼性があるかは分かりませんが、ずっと継続していれば跳ね上がる異常値を探すことはできるのかな、と思います。健康が気になり始める45歳以上の人にはありがたい機能です。

ウォーキング

ウォーキングのログが残るのは、まあ普通の機能でしょう。

日本語がおかしい

ちょっと日本語翻訳がおかしいと思うのは、こういう画面にあったりします。

睡眠

睡眠ログ。スマートブレスレットだからこそ、寝ている間に装着していても違和感を感じません。これが形状が時計タイプだと、やはり寝る前には外したくなります。

疲労

どうやって算出しているのかは不明ですが、疲労度も分かります。

週報

「ヘルス週報」ではトータルで各種の数値を閲覧することができます。

週報

すぐに何かに使うデータではないかもしれませんが、蓄積していくと意味のある数字になりそうです。ちなみに歩数はAppleの「ヘルスケア」アプリと連動しています。心拍数も連動すればいいのに。

とまあ、こんな感じで1週間弱を格安のスマートブレスレットとともに過ごしてきたわけですが、格安なんでどうなんだろうと心配もしましたが、価格なりに使えるな、というのが率直な感想です。

正直、心拍数などはどこまで信頼して良いのか分からないところもあるし、日本語も変なところがいくつもあるので、そういうのが気になる人は、ちゃんとしたものを購入すべきと思います。

手軽にスマートブレスレットを始めてみたい入門編としては、ちょっと買ってみるか、には十分に元が取れる価格ではないでしょうか。

LINEのプッシュ通知、Facebookのプッシュ通知、Twitterのプッシュ通知が主に受け取れますが、人によってはかなり便利なはずです。ポケットにスマートフォンを入れたままでも、サクッとプッシュ通知が見られるのは、思っている以上に便利なものなんです。

なお、思ったよりモーターのバイブレーションが強いので、静かな環境では電源オフにする配慮も必要かな、と思いました。

バッテリーの持ちですが、この間で充電したのは最初の1回と、木曜日の2回、そして金曜夜の3回です。

1回目はフル充電にして48時間以上使えました。2回目は木曜の朝にバッテリーが切れていることに気づき、30分ほど充電して外出、そのまま金曜の夜まで普通に使えてしまいました。さすがに切れると思い、金曜の夜に充電しました。

バッテリーに関してはまだよく分からないところがあって、最低でも48時間は使えそうですし、もしかすると2回目のチョイ充電からの伸びの感じからすると、72時間くらいはそのまま使えてしまうのではないか、とも感じました。

アプリ設定から節電モードもありますが、心拍数の常時計測の機能がオフになるようです。オンだとライトがずっと点滅しているので、オフにするとバッテリーの持ちは向上するでしょう。そうなると、プッシュ通知の受け取れる時計、ということになります。

ちなみに同じタイミングで購入した人は、月曜日に充電してまだバッテリー残量が20%だそうです。バッテリーの持ちに関しては、さらに使ってみてから追記したいと思います。

装着感ですが、素材も含めて被れるとか、重く感じるとか、邪魔といったことはありませんでした。このあたりは個人差も大きいかと思いますが。

以上、1週間弱のスマートブレスレット使用体験記です。

非常に機能も限られていますし、日本語が怪しいところもありますので、これが1万円ならナイと判断しますが、3,000円くらいで購入できるのであればアリだと思います。値段なりの製品として。

Amazonで確認したところ、3,299円でさらに5%オフクーポンがありますので、3,000円チョイで購入できそうです。

仕様

【主な機能】
・時間や日付表示
・歩数や距離や歩行時間・消費カロリー表示
・24時間持続心拍数測定
・メッセージ・Line・SMS通知と内容表示
・電話の着信通知と拒否
・睡眠時間や品質をチェック
・長時間座った状態を注意通知
・運動等のデータ自動同期、運動データ分析
・カメラ遠隔操作
・スマホの紛失防止
・スケジュール管理
・目覚まし時計
・腕を傾けると自動点灯

【製品仕様】
対応アプリ:WearFit2.0
Bluetooth 仕様:Bluetooth 4.0
対応機種:Android4.4/iOS8.0 以上
スクリーンサイズ:0.96 インチ
ブレスレットサイズ:46.5mm*18mm*11.9mm
リストバンド:TPU
バッテリー容量 :90mAh
待機時間:5〜8 日(参考…全機能使用時4日程)
充電方法:USB 充電
充電時間:約 1.5 時間
防水レベル:IP67
使用温度:-20℃~+55℃
重量:21g
セット内容:スマートブレスレット本体、日本語取扱説明書、包装ボックス