関東地方に接近している台風13号「サンサン」に続き、台風14号も発生しました。台風14号の名前は「ヤギ」です。
接近中の13号に続き、台風14号ヤギ発生によると「ヤギ」は日本が用意した名前なのだとか。
8日正午、関東に接近中の13号に続いて、台風14号「ヤギ」が発生しました。ヤギは、日本が用意した名前で星座(やぎ座)の意味です。
ヤギは山羊座の意味なのだそう。それなら「ヤギザ」でも良さそうな気がしますが。そこにはちゃんと理由がありました。
台風の名前
気象庁の台風の番号の付け方と命名の方法によると、台風には従来、アメリカが英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)が2000年より名付けをすることになったそうです。
平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ、以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。
台風にはあらかじめ140個の名前が用意されており、それを繰り返し使っているのだとか!
台風の年間発生数の平年値が25.6個なので、約5年間で台風の名前が一巡していることになるそうです。
こちらが14カ国による最初の14個の台風の名前です。
日本が名付けした台風の名前
日本はテンビン(てんびん座)となっていますね。この後「ヤギ(やぎ座)」「うさぎ(うさぎ座)」「カジキ(かじき座)」「カンムリ(かんむり座)」「クジラ(くじら座)」「コグマ(コグマ座)」「コンパス(コンパス座)」「とかげ(とかげ座)」「ハト(はと座)」と星座の名前が続いていきます。
だから山羊座の「ヤギ」だったのですね!
台風の名前は毎年、新しいものが考えられているのだと思っていたのですが、まさか140個がループしているとは思いませんでした。
大災害を引き起こした台風の名前は変更される「ハト」が引退
一昨年に災害起こした「ハト」が引退 台風の名付けのルールは?という記事によると、大災害を起こした台風の名前は変更されることがあるそうです。
そして、2017年に大災害を引き起こした3つの台風の名前が変更になっているそうです。
2017年8月に香港に上陸し139人の死傷者を出した台風ハト(13号)、12月にフィリピンに連続上陸して290人以上の死者を出したカイタック(26号)とテンビン(27号)です。これらの台風は順番に、ヤマネコ、インニョン、コイヌに変更されました。
日本が名付けした台風「ハト」は引退し「ヤマネコ」になったということです。