ネタフルでも2017年4月に【Kindle】「インベスターZ」1〜15巻が1〜16円でセール中という記事を書きましたが、1巻〜15巻まで1円ずつ値上がりしていくというこの不思議なキャンペーンにはどんな意味と効果があったのでしょうか?
というあたりが、コルクの仕掛け人によって、漫画を「1巻=1円、2巻=2円」という破格で販売したところ、とんでもない広告効果がありました!という記事にまとめられていました。
そう、「バグじゃないのか」「安すぎないのか」「なんでこんな値段になっているんだ」とお騒がせした、三田紀房さんの『インベスターZ』の「右肩上がりセール」です。
なんと、雰囲気で決めていたそうです。確かに前代未聞のことをやるとなると、後付の数字をつけたりすることもできますが、ノリと勢いが大事だったりすることもあるので、雰囲気ってのも必要ですね!
さて、その効果です。
1巻から17巻までのDL数合計 約42万
1巻から15巻までの各巻のDL数 約2.5万
これによって、Amazon Kindleの売れ筋ランキングでトップ20のうち17冊を「インベスターZ」が占めていたのは広告効果としても大きかったようです。
これをコルクのCTOが「アプリの平均的なCPAは200-300円と言われています。今回、新規購入人数が約2.5万人。300 x 25,000 = 750万円のマーケティング費用を捻出した」という分析をされています。アプリをダウンロードしてもらうのと比較しています。
15巻まで読んだ人はその後のコミックを可能性は高いですし、こうしてバズったことによる宣伝効果も相当なものがあった、ということです。
記事では「なぜこんなセールが企画、実施できたのか」ということも語られていますので、興味のある人はコチラからぜひどうぞ。
また良いタイミングで18巻が発売です。