伊豆諸島・青ヶ島の南南東65kmのところに位置する「ベヨネース列岩」に噴火警報が出ているという記事がありました。「ベヨネース列岩」に噴火警報 伊豆諸島・青ヶ島の南の海底火山です。
気象庁によりますと、24日正午ごろ、伊豆諸島の青ヶ島の南南東およそ65キロの海域にある海底火山「ベヨネース列岩」の付近で、海面が変色しているのが、海上保安庁の上空からの観測で確認されました。
ここ数年では小笠原諸島の西之島付近で西之島新島が噴火により誕生しています。まさに、新しい島が誕生する様子をリアルタイムに知ることができました。西之島新島、発見100日目で大きさは3.5倍にという記事を書いています。
今回は青ヶ島の近くの「ベヨネース列岩」ということで、より本州には近いところに位置しています。海面が変色しており、海底噴火の可能性がある、と。実際に噴火すると、新しい島が誕生する可能性もあるのでしょう。
実際に「ベヨネース列岩」は過去に新しい島が噴火によりできたこともありました。
このうち昭和21年にはベヨネース列岩の一部の「明神礁」の付近で、海底噴火が相次いで複数の新しい島ができ、このうち1つは高さが100メートルに達しましたが、その後、海の中に沈みました。
ただし、過去には「調査中だった海上保安庁の観測船が噴火に巻き込まれ、31人の乗組員全員が死亡」という事故もあったので、注意が必要です。
「ベヨネース列岩」がどんなところか気になるのですが、実際に現地に行ったという方の写真付きのツイートがありました。
ちなみに去年見に行ったベヨネース列岩。また見に行きたいが、もしかしたら噴火で立ち入り規制になったりするのか? pic.twitter.com/oP8i90YpG5
— Nori_kun (@keaton_n18) 2017年3月24日
去年見に行ったベヨネース列岩の写真その2。先代の「おがさわら丸」船上にて。 pic.twitter.com/vTcNcJOs5r
— Nori_kun (@keaton_n18) 2017年3月24日
こんな風に岩があるのですね‥‥。
(承前)保安庁の測量船「拓洋」には測量船「じんべい」、「昭洋」には無人測量艇「マンボウⅡ」が搭載。遠隔操作やプログラムによる操船が可能。1952年伊豆諸島・明神礁での海底火山の調査中に測量船が消息を絶ち 初の殉職者を出したため、導入された。 pic.twitter.com/dsl68KOcuA
— Nori_kun (@keaton_n18) 2017年3月24日