東京のタクシー初乗り運賃が410円になり、その後が気になっていたのですが、国土交通省がその効果を発表していました。運送回数が約6%・運送収入が約2%増加しました!!とのことです。
その結果、昨年同時期の実績と比較して、730円以下の利用回数が約17%増加し、特に、410円以下の利用回数が約29%増加となりました。また、運送回数全体が約6%増加、運送収入全体が約2%増加となりました。
導入後14日間の1日1車あたりの運送実績について行われたサンプル調査です。
当初は長距離の客が減り、収入が減るのではというタクシー運転手の懸念も記事になったりしていたのですが、結果的には運送回数が約6%・運送収入が約2%増加とプラスになったそうです。
数字を見ると、長距離の人の数は減っていなくて、短距離の人が増えていることが分かります。短距離で乗った人が、思ったよりも距離があったのかどうか分かりませんけど、490円、570円、650円と少しずつ増えていますので、成功だったということなのでしょうね。
1日の運送収入は2.3%増となっています。大きな変化ではないのかもしれませんが、タクシー運転手の人たちには肌で感じるような変化になっているのでしょうか。
ネタフルでは次のような記事を書いています。
▼タクシー「初乗り410円」2017年1月30日よりスタート
乗車距離が約6.5キロ以上なら現行より割高になるというのは、1つのポイントですね。
追記:
▼410円タクシー、短距離2割増 導入3カ月、大手4社 :日本経済新聞
対象地域では2キロメートルまでの利用回数が前年同期比2割増え、381万3000回となった。タクシー営業の収入も7.7%増。新運賃導入で「タクシーは高額」という利用者の心理的なハードルが下がり、利用を促した。