レアル・マドリードを相手に、大善戦をして終了したクラブワールドカップですが、その最高視聴率が36.8%だったことが明らかになりました。平均視聴率も26.8%と非常に高いもので、海外クラブ同士の試合だったらこの数字は出なかったでしょうし、鹿島アントラーズの善戦があったからこそだと思います。「鹿島VSレアル」瞬間最高視聴率36・8%!平均は26・8%という記事になっていました。
サッカーの「クラブワールドカップ(W杯)決勝 レアル・マドリード×鹿島」(日曜後7・20)が18日に日本テレビ系で生中継され、平均視聴率は26・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日、分かった。
2015年の決勝はバルセロナ v.s. リバープレートの平均視聴率は14.7%だったので、倍近い数字が出ている訳です。レアル・マドリードの知名度と、鹿島アントラーズの善戦の相乗効果であるのは間違いありません。何しろ、開催国王者として出場した鹿島アントラーズが、決勝まで勝ち進んでしまったのですから。
直前までチャンピオンシップを戦っていた、時差がないなど、もちろん開催国のメリットは多くありますが、それだけではここまでの試合はできないと思うので、やはり鹿島アントラーズのしたたかさというか、勝負強さが発揮された一連の試合だったのではないでしょうか。
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は「リーガでプレーできる選手は何人かいるのではないかと思います」とコメントしたということです。決勝で2得点したMF柴崎岳や、身体を張って攻撃を凌いだDF昌子源あたりはその筆頭ではないでしょうか。いきなり二人が海外移籍してしまったら、鹿島アントラーズとしても大変だと思いますが。
レアルから柴崎2発!世界に衝撃、今冬移籍市場の目玉に/クラブW杯によると「昨オフにはかねて望んでいた欧州移籍を画策。フランクフルト(ドイツ)と交渉したが、最終的に折り合いがつかずに鹿島に残留した」ということで、移籍待ったなしの感はあります。
浦和レッズサポーターの自分としては「あのピッチにレッズが立っているはずだったのに‥‥」とは、全くそういうことは思いませんでした。ただ、鹿島アントラーズに勝てとも思わないし、負けろとも思わない、ああ鹿島だからこその試合だな、と。鹿島は剛のサッカー、浦和は柔のサッカー、そしてあの舞台では柔のサッカーは通用しなかっただろうな、と、そんなことを考えながらテレビで試合を観ていました。
Jリーグのクラブには世界を相手に力を証明して欲しいという気持ちがないわけではありませんが、普段から敵のチームをそんなに簡単に応援できませんよ。だから、日本代表もあまり好んでは応援しません。普段から敵の選手を応援する気持ちにはなれません。
まあでも、2-1までいったら、2-2になってしまったら、なんとか凌いでPKくらいまでいって欲しかった。鹿島アントラーズのサポーターはいい人たちが多いですから。声を枯らしているサポーターの顔が浮かんでしまった(友だちも多いから)。テレビでもずっとチャントが聞こえてたしね。
なんだよ、もうちょっとで世界が獲れたじゃねーか、そんな気持ちです。
2017シーズンは勝ちます。