浦和崩壊ピンチ!今度は永井が監督続投批判という記事より。
監督の去就問題に揺れる浦和が、崩壊寸前の状態に陥った。FW永井雄一郎(29)が24日、ゲルト・エンゲルス監督(51)の解任を当面は見送るとしたクラブ方針を痛烈批判。選手間に不協和音が生じている現状を認めたうえで、監督解任によるチームの早期立て直しを訴えた。
ACLを敗退し、Jリーグ優勝も難しい状況に陥っている浦和レッズに、内部崩壊の危機が‥‥という記事です。
発端は永井雄一郎のクラブ批判のようです。
「この状況で何かを変えたいのなら1つ(監督解任)しかないのに会社はそれをやらない。雰囲気だけを盛り上げようとしているけど、それじゃ勝てない」
ゲルトから干されているという事情もあるのでしょうが、生え抜きの永井がここまで言うということは、恐らくは移籍を覚悟してのことなのでしょう。
「クラブ批判という御法度をあえて犯したのも、すべてはチームの早期立て直しを願えばこそだった」と記事では書かれていますが。
「ゲルトさんは規律がない分、チームが崩れ始めたら止まらない」
監督批判にも続きます。
チーム状況もあまり良くないようで、ある選手は「うちはもともと選手の仲はいい。でも今では口まで聞かなくなってる。個が強く一流選手がそろってますからね」と語っています。
負けが込んでくればいろいろなところに不満が鬱積してくるものですが、まさに今はそれが最悪の状況に達しているということなのでしょう。
新潟戦負けなら…エンゲルス監督電撃解任もという記事によれば、
26日の新潟戦に敗れれば、公式戦は7戦連続未勝利、来季ACL出場権の3位以内争いも厳しくなるだけに、エンゲルス監督が電撃解任される可能性もある。
とも書かれていますが、仮に勝利したらそれで良しとしてしまうのでしょうか。
でも、それで良しとしてしまう事なかれ主義的なところが、今の浦和レッズのフロントにはあるのですよね。残念なことですが。
「何試合かメンバーから外れて、20番目の選手と言われた。正直居場所がない」と、永井は移籍を示唆しています。
ゲルトを取るか永井を取るかという話ではなく、浦和レッズというクラブをどういう方向に導いていくか、そういう話なんだと思いますが。
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24日の練習前、指揮官が選手を呼んで円陣を組もうとすると、選手は距離を置いて大きな円を作り、もっと近づくように指示が出される一幕も。求心力の低下は明らかだった。
一部サポーターがエンゲルス監督を中傷する横断幕を掲げたことには「サポーターとのコミュニケーションが全く取れていない。(コミュニケーションが)不足しているから、ああいうことになる」とクラブの責任ととらえていた。