格安SIMサービスの「NifMo」が、月額1,300円で国内通話かけ放題となるサービス「NifMoでんわ」を開始していました。通常の電話ではなく、IP電話となるので注意が必要です。
格安SIMカードに切り替えたいけれど、通話もそれなりにする、という人は、通話料が安くなるためのサービスやアプリを利用していると思います。
ダイヤルする際に専用の番号をつけて、通常の電話回線を使いつつ電話料金を安くするものに「楽天でんわ」や「みおふぉんダイアル」などがあります。一方、ネット回線を使用して通話料金を安くする「SMARTalk」のようなIP電話もあります。LINEで無料通話するのもIP電話ですね。
今回、月額1,300円で国内通話かけ放題となるサービスとしてリリースされた「NifMoでんわ」は、後者のIP電話ということになります。最近はLINEで無料通話をしても普通の電話と遜色なく話せますので、IP電話のクオリティも上がっています。
ですので、1,300円で国内通話かけ放題という「NifMoでんわ」は面白い存在だと思いますが、注意が必要なのは、IP電話なのでデータ通信量を消費するという点です。これは約1.5MB/3分ということです。仮に1時間の通話だとすると、30MBです。10日で300MB。データ通信量が3GBのプランだと、その1割が通話にあてられることになります。
自宅や職場など、WiFiにつながっていれば問題ありませんが、通話料ではなくデータ通信量を気にして通話がしにくい、となると本末転倒のような気がします。自分がどのくらい通話をするのか、シミュレーションしてから申し込むをするのが良いでしょう。
なお、フリーダイヤル、ナビダイヤル、伝言ダイヤル、テレドーム番号(0120, 0170, 0180, 0190, 0570, 0800)や緊急通報用電話番号 (110、119、118)にも通話できないのは注意してください。「NifMo 音声通話SIM」の契約者向けのサービスとなります。