CPUを1.3GHzにCTOした「MacBook」が届いてから10日間ほど経過したでしょうか。あちこちでノマドしている訳ではありませんが、とりあえずバッグに入れてあちこち持ち歩くようにはなりました。サイズ、重量的に“とりあえず”持ち歩いても苦になりません。少し使っただけでも満足度の高いPCなのですが、唯一の困りごとと言えば、未だミスタイプが減りません。そのあたりの理由を考えてみました。
「MacBook」どこでミスタイプするのか?
まず最初にお断りしておきますが、ぼくはかな入力です。また、きちんとタッチタイプを習ったことがないので、かなり独特のタイプをします。ホームポジションがないので、指があちこちを飛びます。ひょっとすると、それがミスタイプが多い原因かもしれませんが、これまで使ってきたノートPCでは感じたことがないものです。
まず最初にミスタイプに気づいたのは「tab」です。普段、アプリケーションの切り替えを コマンド(⌘)+ tab というキーボードショートカットで行うのですが(これは25年来の手癖)、どうも tab に届かずに Q をタイプしてしまい、思わぬところでアプリが終了してしまうということが何度もありました。
次がカーソルキーです。どうにも上下の区別がつきにくいのです。上を押しているつもりで下だったり、その逆もありました。
キーの入力が浅い(硬い)のはさほど気になりません。というか、むしろ好きになりました。軽いタッチでサクサクと入力できるのは非常に気持ちがいいです。しかし、そうしたメリットがある反面、どうにもミスタイプが減らないな、と感じていました。
「MacBook」なぜミスタイプするのか?
どうして「MacBook」でのミスタイプが減らないのか? 恐らくは慣れの問題だとは思っているのですが、なかなか馴染まないのにも何か理由があるのでは、と思いました。そして、これまで使っていたMacBook Airのキーボードを改めて眺めて、ふと思い至りました。
キーとキーの間に、それなりに隙間があります。どうも、自然にそこに触れて、隣り合うキーの区別をつけていたらしいのです。新しい「MacBook」の場合、キーストロークが浅くほとんど平らなことに加え、隣り合うキーとの隙間がないので、キーとキーの判別がつきにくいことに気づきました。
コマンド(⌘)+ tab というキーボードショートカットにしても、決して tab が小さくなっている訳ではありませんので、ミスタイプする原因は隣り合うキーの区別がつかないことにありそうです。ついでに言うと esc も F1 と間違えやすいのです。
続いてカーソルキーです。
基本構造としては「MacBook」と同じように見えるのですが、大きな違いがあります。上矢印の左右が空いています。タイプする際に、無意識にこのスペースでカーソルキーの上下の判別をしていたようです。
思い返すとPowerBook G4 12インチも、けっこうキーボードがきちきちだった記憶があります。見た感覚としては、この「MacBook」と同じようです。しかし、あちらではそんなにミスタイプした記憶はありません。何が違うのか?
恐らく、キートップの形状ではないかと思っているのですが、PowerBook G4 12インチは緩やかに凹んでいた記憶があります。それに対して「MacBook」はほとんど平らです。
そう考えると、平らできっちり埋まった「MacBook」のキーボードは非常に美しいのですが、ぼくのように指先の感覚でキーを判別していると、ちょっと区別しにくい領域があるのかもしれない、と思いました。
「MacBook」キーボードに慣れるのか?
同時期に「MacBook」が届いた友人も、ミスタイプすることが多いと言っていたので、全く新しいキーボードを採用したために、そういった傾向もあるのかな、とも感じます。
とはいえ、物凄く困っているかというとそんなこともなく、いずれ慣れるだろう、くらいの気持ちで構えています。自宅では外付けキーボードを使うという方法もありますが、まず慣れたいな、と。
ミスタイプしやすいかな、と感じる以外は、超気に入っているマシンです。どんなところにも連れて行きたくなる、愛着の湧くMacですよ。こういうの、久しぶりです!
「MacBook」関連記事
▼「MacBook」1.3GHzにCTOしたモデルが届く!開封の儀からのファーストインプレッション
▼【MacBook】ひらくPCバッグとボディバッグに入れてみた
▼【MacBook】サイズ感はA4 → バッグにA4の入るポケットがあれば収納可能