えッ、バージョンアップも!?実は和製英語だと知らなかった言葉ランキングという記事を書いたところ、けっこう話題になりました。「え、それが和製英語だったの!?」という反応から「英語ではなんて言うんだろう」というものまで、様々なリアクションを頂きました。このまま終わらせてしまうのはもったいないので、ニューヨーク在住のアメリカ人に「和製英語」について聞いてみました!
ニューヨーク在住のアメリカ人とは義兄です。生まれも育ちもアメリカです。日本語はほとんど通じないので、義姉を通じてLINEで質問しています。
それでは、元の「実は和製英語だと知らなかった言葉ランキング」に併記する形で「和製英語」をネイティブなアメリカ人の義兄だったらどう表現するのか、というのを書きます。
順位 | 和製英語 | 英語 |
---|---|---|
1位 | オーダーメイド | made to order |
2位 | リフォーム | renovation |
3位 | スキンシップ | affectionate physical contact |
4位 | バージョンアップ | upgrade |
5位 | コストダウン | reduced price |
6位 | コストパフォーマンス | 辞書では cost benefit でしたが後述 |
7位 | アフターサービス | warranty |
8位 | ブックカバー | book cover でも通じるが book jacket |
9位 | ガードマン | security guard |
10位 | デッドボール | hit by pitch |
ちなみに、さすが「和製英語」と言いますか、単語を聞いただけだと義兄は一つも理解できなかったそうです。
英語を併記すると「なるほど〜」と思って頂けるはずですが、一方で「和製英語」も秀逸だな、と思ってしまったりしました。よく出来てますよね。
さて「コストパフォーマンス」ですが、実はこれを説明するのがなかなか難しかったのです。義兄としては「”コストパフォーマンス”という単語自体は英語ではない」という主張でした。そりゃそうですね、和製英語ですから。ネットで検索すると英訳として「cost benefit」と出てきたのですが、それも義兄にはうまく通じませんでした。
日本語だと「コストパフォーマンス」単体だと費用対効果ですが、通常は「コストパフォーマンスが良い」といった風に使います。そのような場合は good deal といった言い方になるということでした。
ビジネスシーンで使うのか、それとも日常的に「あの店はコスパが良い」といった風に使うのか、そういった利用シーンで good deal なのかなんなのか、言い方が変わってくるのかもしれません。「コストパフォーマンス」に関しては、うまく意思疎通ができなかったというか、説明する難しさを感じました。もしどなたか良い言い方をご存知でしたら教えて下さい。
ランキングにはありませんでしたが、義姉がアメリカで生活する中でうっかり言って義兄に通じなかった「和製英語」も教えて貰いましたよ!
和製英語 | 英語 |
---|---|
サラリーマン | office worker |
シュークリーム | cream puff(shoe cream は靴墨) |
クーラー | air conditioner |
ということで、アメリカに暮らすアメリカ人の義兄に「和製英語」について聞いてみた、でした! 何かの参考になれば幸いです!
和製英語事典 | ||||
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