8年ぶりのフルモデルチェンジとなるヤマハ電動アシスト自転車「PAS」2011年モデル発表会のレポートをお届けします。
SPV事業部長 小林氏
SPV事業部マーケティング部 石井氏
SPV事業部PAS開発部 中村氏
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主催者を代表し小林氏より挨拶。
長年に渡って「PAS」を熟成してきた。二人乗り、高耐久バッテリのモデル、販売は好調に推移。2010年は93,000台を出荷。前年比116%。
なぜ電動アシスト自転車が伸びているか? 年齢、性別を超えた幅広い人が試乗会にきてくれる。既に使用している人も進化した性能、機能に驚かれる。この喜びをさらに提供しようと製品の開発に取り組んできた。
2003年以来のフルモデルチェンジといえる内容を盛り込んだ。「長く大切に使いたい」という要望に応える。保証期間も大幅に延長。より一層、長く安心して使ってもらえるように。
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「PAS」2011年モデルの特長を石井氏より。
電動アシスト自転車の市場は約39万台(前年比108%)の規模と推定。2011年は40万台を超える規模を見込んでいる。
需要拡大の要因
・幼児2人同乗モデルが好調に推移
・客層の広がり(通勤や通学)
・健康/環境/節約といった意識の変化
2011年も引きづき幼児2人乗りモデルが伸びると予想されている。
お客様が重視しているポイント
・バッテリの寿命が長い
・走行距離が長い
全てのお客様のベネフィットに繋がる「バッテリ寿命が長い」ということに着目した。
バッテリの長寿命化 → 耐久性アップ = 経済性アップ
PAS使用期間に対する期待値は約8年
バッテリ交換を2回したとすると67,200円
→長く使いたいという期待値は高い
バッテリ残量表示を4灯LEDでは気になる
・バッテリ、製品寿命に対する意識が高まっている
・残量が少なくなった時にもう少し細かく表示する必要あり
→これらを2011年モデルにフィードバック
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2011年モデルの特長
・新フレームを開発
・新ドライブユニット
・新バッテリボックス
・新スイッチ(バッテリ残量詳細表示/速度表示)
バッテリ性能が向上し、その名も「長生きバッテリ」に。今までに必要だった2回のバッテリ交換も1回に(経済的)。
新スイッチではバッテリ残量をパーセント表示することが可能。速度表示もできるので、アシストが一番強い速度を確認することができる。
発表会のポイント
1. 8年ぶりのフルモデルチェンジで商品性向上
2. 全機種「長生きバッテリ」採用
・2倍長持ち
・長く安心して乗って貰える→経済的、エコ
3. 新製品保証期間延長
・バッテリ2年
・ドライブユニット3年
・フレーム・フロントフォーク3年
4. 高機能化
・好評アシスト機能は継承、進化
・デジタルメーター付きメインスイッチ
・新フレーム
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最後に質疑応答。
Q. 2010年モデルと互換性はあるのか?
A. 申し訳ありませんがありません。充電器は共通です。
Q. 2011年度の販売計画と市場の展望は?
A. 来年度は41万台をターゲットに。3年後、5年後は情勢の変化によるが、マーケット自体は健全な上京にあり成長を続けると見ている。
いずれ45万台、50万台に、さらに継続して成長していくマーケットにしていきたい。
Q. 現行バッテリ(旧来モデル)の生産はどのように考えているか?
A. 最低10年とか、お客様が使う年数は供給することを考えている。