犬飼会長まさかの電撃交代 人事巡り争いという記事より。
日本サッカー協会トップが電撃交代する。役員改選を控えた日本協会は23日までに、小倉純二副会長(71)の会長昇格人事を固めたことが分かった。25日の評議員会での承認を経て、新理事会での互選で正式に決まる。
犬飼基昭氏が元浦和レッズの社長だからひいき目に見るとかそういうことではなくて「日本サッカー協会は相変わらずだなぁ」というのが、率直な印象です。
その背景には選出方法への疑問と同時に、協会上層部が犬飼会長に対抗する運動があった。犬飼会長の2期目を支える推薦委員会の委員長・川淵三郎協会名誉会長に、田島専務理事は選挙の実施を強行に訴えた。本来、一致団結すべき時期に権力闘争に時間を費やした。
ルール的には「就任時70歳未満」というのがありますが、小倉純二副会長は71歳です。どうして? と思ったら、FIFA理事は定年制から除外されると定めているのだそうです(小倉氏はFIFA理事)。
小倉新会長は、犬飼基昭氏の退任は体調不良であることを強調したということです。
岡田監督の後任人事も振り出しに戻るでしょう、日本サッカー協会の体制もがらりと変わって、他にもいろいろなことがしばらくストップするかもしれませんね。
選挙の実施を強硬に訴えたという田島専務理事は、副会長に昇格しています。小倉新会長の早稲田大学、古河電工の後輩にあたる岡田監督が理事候補の目玉だそうです。
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23日には犬飼体制1期目の最後の常務理事会が開催された。「犬飼会長が途中退席したらしい」(協会関係者)との情報もある。犬飼会長の2期目続投を希望するグループと、小倉副会長を昇格させたい勢力の間で、激しい“権力闘争”があったとの見方が強い。