調子の良いとき‥‥というか、気持ちの乗ったとき? とそうでないときの差が激しいというのは、今シーズンの浦和レッズの象徴でしょうか。見事な逆転劇をホームで決めたかと思えば、踏ん張らなくてはならない試合で、あえなく下位のチームにとりこぼしをしてみたり。
勝利していれば、ACL出場権が獲得できる3位以内の可能性もあった訳ですから、なんとか踏みとどまって欲しかったのですが。
試合結果
京都サンガF.C. 1-0(前半0-0)浦和レッズ
得点者:71分中山(京都)
入場者数:18,121人
さて、次は最終節。ホーム、埼玉スタジアムに鹿島アントラーズを迎えます。
鹿島アントラーズは優勝に王手をかけています。川崎フロンターレが引き分け以下であれば、そのまま優勝です。浦和レッズが勝利して、初めて目の前で優勝を見なくて良い、という可能性が拓けてきます。
思い出すなぁ、開幕戦。鹿島スタジアム。
また、あの思いを繰り返すのだろうか。それとも、最後の最後に少しでも、チームが変わったところを見せてくれるのだろうか。
冬空に映える赤はどちらか?
信藤健仁TDは甲状腺機能に障害が認められ、休養することが発表されました。
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相手のチームがとても強かったから我々が負けたというわけではありません。60分間、少なくとも60分間は私たちがゲームをリードしていましたし、時間帯によっては試合を支配していたともいえます。しかし、私たちが作りだしていた得点チャンスをゴールに結びつけることができませんでした。相手のペナルティーエリアに侵入した回数なども含めて、私たちがチャンスを作った数は決して少なかったというわけではなかったと思います。
この日の敗戦でチームも今季4位以下が確定。「相手の守備にハマってしまった。いい形で試合を進められていた中で、1点を取れなかった。(個人的な部分では)久しぶりにピッチに立って、ケガなく終えられたのはよかったと思う」と悔しがった。
フィンケ監督は「60分間はいいサッカーをしていたが、徐々に運動量が落ちてしまった」とがっくり。12月5日の今季最終戦はホームで首位の鹿島と対戦。GK山岸は「埼玉スタジアムで鹿島が喜ぶ姿は絶対に見たくない」と鹿島のV3阻止を誓った。
FW高原は「前半と後半でサッカーの質が大きく違う。90分間続けることができない」と嘆いた。リーグ3位以内のチームが天皇杯を制した場合にはリーグ4位チームがACL出場権を得られる。しかし、その4位も厳しい状況になった。
フィンケ監督は「自らの決定力不足。本来はリードしていなくてはならない試合」と厳しかった。
体調不良を理由にチームを離脱している信藤健仁チームディレクターの解任も決定的に。
次節の最終戦では3連覇の懸かる首位の鹿島をホームに迎える。高原は「強敵だが、勝って終われるようにしたい」と話した。
今季から就任した信藤TDは、早々と優勝争いから脱落したことや、夏の補強に失敗したこともあり、契約を1年残しての解任が既に決定的となっていた。
信藤TDは7、8月の連敗中から体調を崩し、かねて抱えていた持病が悪化したという。今週は横浜市内の病院で精密検査を受けていたが、思わしくない結果が出た。
Jリーグ1部の浦和は29日、クラブの公式ウェブサイトで信藤健仁チームディレクター(49)の休養を発表した。同ウェブサイトによると、信藤氏は今月21日の磐田戦後に体調不良を訴え、24日に精密検査を行ったところ、甲状腺機能に障害が認められたため、クラブとの話し合いの上、休養することが決まった。