「死海」”新・世界の七不思議”から脱落か

<死海>新・世界の七不思議から脱落 パレスチナ問題余波でという記事より。

死海はヨルダン、イスラエル、同国占領下のヨルダン川西岸に面する。海抜マイナス約420メートルの「世界最低」の場所にあり、高い塩分濃度による浮遊体験で知られる。近年は水位の低下が著しく、環境保全の必要性が指摘されている。

歴史的建築物や景観を後世に伝える「新・世界の七不思議」という企画で、有力候補と見られていた「死海」が脱落することになったようです。

「死海」というと塩分濃度が高く、身体が自然に浮くというのを、子供の時に何度も本で目にしたのを覚えています。

さて、その「死海」がどうして「新・世界の七不思議」から脱落したのか?

対象地をもつ国や地域が公式に支援・推進することが条件だが、パレスチナ自治政府がイスラエルの占領政策に反発して、応じないため

ヨルダンとイスラエルは後押しするものの、西岸にあるパレスチナ自治政府が連携を拒んでいるのだそうです。

「死海は「湖・河川・滝」グループの第7位につけている」ということですが、このまま選考に残るのは難しそうです。

古代の「世界の七不思議」にならい、自然や文化遺産の保護を訴えようとスイスの民間団体が企画。07年に第1回発表があり、万里の長城(中国)、タージ・マハル(インド)、マチュ・ピチュ(ペルー)など7カ所が選ばれた。日本から唯一最終候補に残っていた清水寺(京都市)は選ばれなかった。

どこが選ばれているのかと思って調べたら、ズバリ「世界の七不思議 – Wikipedia」がありました。

古典古代の七不思議

・ギザの大ピラミッド
・バビロンの空中庭園
・エフェソスのアルテミス神殿
・オリンピアのゼウス像
・ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
・ロードス島の巨像
・アレクサンドリアの大灯台

中世の七不思議

・ローマのコロッセウム
・アレクサンドリアのカタコンベ
・万里の長城
・ストーンヘンジ
・ピサの斜塔
・南京の陶塔
・イスタンブールの聖ソフィア大聖堂

現代の世界の七不思議

・中国の万里の長城
・インドの廟堂タージ・マハル
・イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ
・ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ
・ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像
・ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ
・メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ

「マチュ・ピチュ」ってのは、一度くらい行ってみたいですねぇ。

もともと「世界の七不思議」における「不思議」というのは「必見のもの」という意味だったようです。

図説 世界の七不思議 (大型本)

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