サントリーミュージアム「天保山」が、2010年12月末をもって休館することが発表されています。
2009年11月で15周年だったのですね。安藤忠雄デザインによる施設の休館後の活用については、大阪市と協議中ということです。
サントリーの美術分野における活動は、新たに設立した「公益財団法人サントリー芸術財団」内の「サントリー美術館」に集約してまいります。
「公益財団法人サントリー芸術財団」設立に関するプレスリリースも出ています。
サントリーが天保山ミュージアムを休館という記事によれば「来場者が当初の計画を大幅に下回っていることが主因」ということです。
当初は年間150万人の来場者を見込んでいたものの、1995年の101万人が最高だったそうです。
同社の品治利典執行役員は大阪市内で記者会見し「赤字幅が数億円単位に及び、想定以上にコスト負担が重くなった。東西で二つの美術館を維持することは難しい」と説明した。
気になるキリンとの合併交渉の影響ですが「キリンとの統合交渉はまったく関係がない」としています。