雨のアウェイとなったJリーグ第7節、ジェフ千葉戦ですが、山田直輝のクロスをエジミウソンが頭で決め、またもや1-0での勝利となりました。これで1-0勝利は4試合連続となりました。
ケガで出場が危ぶまれていた山田直輝でしたが、試合後にフィンケ監督は次のように語っています。
「山田直輝を休ませるという考えは一切ありませんでした。彼の筋肉のケガというのは、サッカー界では何千回と起きることですし、あのような張りが出たときにも、通常なら今までの経験上、3日もしくは4日で回復することができるわけです。そして実際に、金曜日のトレーニングでも彼は私たちのチームトレーニングにまったく問題なく合流していますので、そういう意味では今日、彼をフルに起用することについては、まったく悩む必要もありませんでしたし、彼を休ませるという考えは一切ありませんでした」
このあたりもフィンケ監督の素晴らしさ、能力ですね。
アシストとなったセンタリングに関して山田直輝は「キックミスで良かったです。本当は速いボールを上げようと思ったけれど、アシストになりましたから」と、結果的に得点に繋がったものの、キックミスであったことを明かしています。
チームの調子の良さは、堅守に現れています。
エジミウソン、原口ら前線からの積極的なプレスでパスコースを限定し、中盤でボールを奪う、狙い通りの形で千葉にリズムをつくらせなかった。ロングボールには闘莉王、坪井を中心に冷静に対応。相手のシュートをわずか4本に抑えた。
フィンケ監督はこの状態を「攻撃的守備」と呼んでいます。つまり、攻撃は最大の防御、ということですね。
もともと田中達也は前線からプレスをかけていましたが、今シーズンはエジミウソンもはつらつとしてプレスをかけています。本当にそれが利いていると思います。
よく言われることですけど、パスを出した後の動き、つまりボールのないところでの動きが大事なんですよね。いかに、汗をかけるか。
浦和 千葉下し4連勝!首位に立つという記事にもそうしたことが書かれています。
右サイドバックの山田暢は昨季までとの違いを問われ「質」と即答した。「前線から追いかけてくれるし、中盤も人数をかけて(相手を)囲んでくれる」と、チームとしての決まり事が好結果につながっているようだ。
そのための運動量であり、合宿でした。本当にそれが確実に、今に繋がっていると実感できます。
「浦和はどこでやっても勝ち点3を取らなければいけない」とエジミウソン。
「4戦連続1-0の勝利」はJリーグ初ということです。また、原口元気はこの試合で、プロA契約昇格に必要な公式戦450分出場を満たしています。
首位にいた鹿島アントラーズがモンテディオ山形と引き分けたことにより、浦和レッズは首位に立ちました。フィンケ監督は「現段階で順位はあまり気にしていない」と冷静です。
堅守は甦ったので、今度は攻撃ですね。ゴールデンウィークの連戦に突入です。
■関連記事
浦和はエジミウソンがゴールを決め、1-0で千葉に競り勝った。4試合連続で無失点で4連勝の浦和は勝ち点16とし、今季初めて首位に立った。
6試合を行い、浦和がエジミウソンのゴールで1―0で千葉に競り勝ち4連勝、勝ち点16で今季初めて首位に立った。浦和は4試合続けて1―0勝利で、Jリーグデータセンターによると「4戦連続1―0の勝利」はJ1史上初。
自らの「感覚」を武器にプレーする。試合前は、あえて対戦相手の情報を頭に入れない。「試合が始まったら(データ等は)忘れてしまうし、どういう布陣かも意識しない。自分が感じたことが優先」という。決勝点を呼んだ左クロスも、足がもつれ、山なりになった「ミスキック」だった。「速いボールを蹴ろうとしていた。でも、入ったんで良かったです」。さらに「左サイドでボールを回していたから、(ゴール前に誰かが)入ってくるだろうなと思った」。エジミウソンの動きを、流れの中で冷静に読んでいた。
前節の京都戦で右太ももを痛めU-20日本代表候補合宿を辞退したが、この日は岡田監督の御前試合でプロ2度目のアシストを決めてアピールした。
幸福の使者は試合後、「ロッカールームに入って構わないんだよね」と、笑顔でイレブンと喜びを分かち合いに行った。
22日に3日間のU-20合宿を打ち上げたが、右太もも痛で合宿を辞退した浦和MF山田直の1アシストの活躍に、「浦和でレギュラーも取ったし、いい選手だと思う」と評価しつつも「すぐに代表にはねえ」。