Jリーグ第1節 浦和レッズ v.s. 鹿島アントラーズ[2009]

フィンケ監督が就任してから約2ヶ月、ついにJリーグが開幕し“新生”浦和レッズがサポーターの前に姿を現しました。選手の補強は行われずに、徹底したトレーニングが行われてきたのですが、果たして何が変わったのか?

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アウェイのカシマスタジアムは超満員。浦和レッズサポーターも多数、詰めかけました。ゴール裏は1階、2階ともに人・人・人でぎっしりでした。

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浦和レッズの先発メンバーは次の通り。

GK 23 都築龍太
DF 3 細貝萌
DF 2 坪井慶介
DF 4 田中マルクス闘莉王
DF 14 平川忠亮
MF 13 鈴木啓太
MF 22 阿部勇樹
MF 24 原口元気
MF 10 ポンテ
FW 11 田中達也
FW 19 高原直泰

今シーズンから採用された4-4-2のシステムで臨みます。注目は高校2年生の原口元気でしょう。トレーニングマッチでは絶好調でしたが、ファーストシュートを放つなど、開幕デビューでも目立っていました。

ただ、相手が鹿島アントラーズということで、やや自由にやらせてもらえないというか、プレッシャーが強かったのではないかと思います。

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さて4-4-2ということで、どんなサッカーが展開されるのかとやきもきしましたが、フィンケ監督が常々言っていたように、ショートパスを繋いでいくサッカーを展開していました。

試合開始序盤、運動量のある頃は見ていて非常に面白かったですね。ワンタッチでパスを繋いだり、狭いスペースでもパス回しができたりと、周りが見えている状態では可能性を感じました。

ただし、カウンターから2失点したように、守備に課題があるように思います。

特にサイドバックの動きは、なかなか難しいようです。長年の3-5-2が身体につみついている訳ですから、サイドバックに抜擢された平川、細貝は難しかったかもしれません。

しかし得点されたシーンもカウンターであり、形を作って崩された訳ではないので、守備が修正されてくれば面白いのではないか、という期待の持てる内容でもありました。

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とはいえ、終盤になって運動量が落ちてくると判断も遅れるので厳しいですね。

フィンケ監督が繰り返す“運動量”が絶対的に必要になる訳です。持ってからパスコースを探していたり、足の止まる選手は、徐々に出番が減っていくのではないかと思いました。

それにしても、高原はいったいどうなってしまうのでしょう。今シーズンは十分に準備をする時間があったはずなのですが、キープできない、倒れるなど、去年と状況はあまり変わっていないような‥‥。

開幕戦の先発で出てきてので、状態がよくなっているのではないかと期待したのですが(ウォーミングアップでみせたダイレクトボレーは素晴らしかった)。

代わりにエジミウソンは良くなったと思いました。去年はあんなダッシュは見せませんでしたよね。足下の技術もあるし、今シーズンこそやってくれそうです。

啓太も復調しているようなので、時間は少しかかるかもしれませんが、結果はついてくることでしょう。

それにしても相手は鹿島アントラーズですから。0-0の引き分けで御の字、あわよくば1-1で引き分けだったらラッキーだな、くらいのつもりでは見ていました。

フィンケ監督も次のようにコメントしています。

しかし忘れてはならないのは、今日の対戦相手のことです。今日の対戦相手は非常に素晴らしい相手だったし、長年にわたって一つのチームとして活動していたことが非常によく分かるチームでした。

本当にお見事と言わざるを得ません。「鹿島アントラーズのカタチ」が明確にありますからね。浦和レッズはカタチを作りはじめて、はまだ2ヶ月ですから、まだまだ我慢が必要なのです。

結果だけみれば残念ですが、課題も浮き彫りになりましたし、ショートパスを使ってポゼッションを高く保つ人もボールも動くサッカーという方向性も見えたので、個人的には満足な試合でした。

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試合後、ゴール裏からは拍手が送られました。

さあ、次節はホーム開幕ですよ。

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地元鹿島アントラーズサポーターの知人の助けもあり、家族で無事に観戦することができました。この雪辱は最終節になるだろう埼玉スタジアムで晴らしたいと思います。

追記:試合に出場していない選手たちがブログを更新しています。

開幕戦。:堀之内聖オフィシャルブログ – Red20

アウェーでしたが、久々に見たレッズサポーターの応援は

武者震いしました。

やっぱり、ピッチに立たないとダメだ、何も始まらないと思いました。

開幕戦。|梅崎司 オフィシャルブログ

テレビで見たよ。

前半すげーいいテンポで回ってて、見ごたえある面白いサッカーができてたと思う。

でも鹿島が上手だった。

得点シーンはカウンターが早いし相手の人数がレッズより何人もいた。

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