発売直後からiTunes Storeで購入して聴いているのですが、どうも自分としてはしっくりこない部分がありまして。進化しているように見えて非常に原点回帰なアルバムかな、と思っています。
でもぼくは、事件の後の苦悩の底から這い上がり、庶民の生活の1シーンを切り取るような槇原敬之の楽曲が好きだったのですね。
もちろん本人が「日常にある部分を切り取って歌を作るのが僕の得意技」と言っているようにこのアルバムもそうなんですけど、なんとなくリアルじゃない‥‥と感じられるのですねー。
ああー、でもリアルでないと感じるのは、きっと自分と縁遠い世界、だからなんだろうなぁ、歌われている世界が。
レコード会社も変わったし本人もいろいろ思うところがあるだろうし。「EXPLORER」とか「LIFE IN DOWNTOWN」が好きなんですけど。
槇原本人が「日常にある部分を切り取って歌を作るのが僕の得意技。そんな毎日をひたむきに生きている人の悲しみや苦しみに向き合う姿を応援する
“薬箱”のような作品」と言う通り、時には痛めた心に優しく寄り添い、時には強く背中を後押ししてくれる表情豊かな1枚に!
1. Taking The Central Course
2. 幸せはタイヤを穿いてやってくる
3. Chocolats et Sweets
4. 君の後ろ姿
5. Orange Colored Sky
6. つま先立ちで(笑)
7. WE LOVE YOU.
8. Hey…
9. 僕の今いる夜は
10. Firefly~僕は生きていく
11. The Average Man Keeps Walking
12. Merry-go-round ’08 ※初回盤限定ボーナストラック