ヤモリの足の裏の構造を再現し壁に貼り付ける「面ファスナー」

スパイダーマンも夢じゃない…面ファスナーって!?という記事より。

壁を登ったり、天井に張り付いたりできるヤモリの足の裏の構造を、筒状炭素分子「カーボンナノチューブ(CNT)」でまね、接着力が最大10倍も強い一種の面ファスナーを開発したと、米国のデイトン大や空軍研究所などの研究チームが21日までに米科学誌サイエンスに発表した。

最初「面ファスナーってなんぞ?」と思ったのですが、要するに吸盤みたいなもの、ということなのでしょうね。

ヤモリの足の裏の構造を、筒状炭素分子「カーボンナノチューブ」で真似ることにより、壁に貼り付くことに成功した「面ファスナー」が開発されています。

4ミリ角のこの面ファスナーをガラスに張り、650グラムのジュースや1480グラムの本をぶら下げることができた。

記事にもあるんですけど、将来的に接着力が強くなれば「面ファスナー手袋」や「面ファスナー靴」が開発されて、スパイダーマンみたいに壁を登るのも夢ではなくなりそうです。

というか、そんなものができたら画期的ですね、本当に。「ちょっと言ってくるわ」といって、いきなり壁を登りはじめたりして。

小さな室内でも、いろいろな場所にハシゴなしで収納が作れたりして、もしかしたら超画期的なんじゃないでしょうか。

あ、でもそういう使い方をするものじゃないのかな‥‥。

CNTは電気を通す性質のものもあるため、電線や電子部品のはんだ付けの代わりにしたり、真空で液体が蒸発してしまう宇宙で接着剤に応用できるという。

ものすごく、スケールの大きな話にも適用できるみたいです。

ヤモリ (育てて、しらべる日本の生きものずかん)

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