当日早朝携帯サイトで「秋葉原で殺す」という記事より。
秋葉原の無差別殺傷事件当日の早朝から正午すぎにかけ、インターネットの携帯電話サイトの掲示板に「秋葉原で人を殺します 車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います」などの書き込みがあることが9日、分かった。
秋葉原で7人が亡くなるという痛ましい通り魔事件が発生しましたが、犯人が携帯サイトで犯行予告をしていた可能性が出てきました。
掲示板の書き込みは、8日午前5時21分の「秋葉原で人を殺します」との内容でスタート。「途中で捕まるのが一番しょぼいパターンかな」などと続き、6時31分には「時間だ 出かけよう」。
さらには、
「神奈川入って休憩」(9時48分)、「秋葉原ついた」「今日は歩行者天国だよね?」(11時45分)などと書き込みは頻繁に続き、午後0時10分には「時間です」と記されている。
などと、まるで実況中継するかのように書き込みがされていたということです。
事件発生は12時30分頃で、加藤智大容疑者が犯行予告した可能性があるとして、調査中とのこと。
ネット掲示板にアキバ無差別殺傷事件予告?によれば、
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」でも、5月27日午前2時39分に「秋葉原で忍者姿の痴漢が刀振り回し大惨事!」のタイトルで「6月5日以降に絶対事件起こる」などと書き込まれた。
ということで、犯行予告らしきものがあったということです。
容疑者、事件前に何度か秋葉原訪れていたによると、事件前に何度か秋葉原を訪れていたということです。
警官が容疑者追い詰め「撃つぞ」によると、
加藤容疑者が振り回すサバイバルナイフと警官の警棒がぶつかる金属音が何度も響く。「撃つぞ」。腰にゆっくりと手を回し、拳銃を構えた警官。
ということで、最後はナイフを捨て、取り押さえられています。
今回の事件では、さまざまな写真を映像が残されているのです。オタク、カメラ小僧たちに衝撃によると、
事件現場ではシャッター音が鳴り響き、道端でパソコンを開いて即座に写真や映像をホームページなどにアップしているとみられる、電脳街ならではの光景が見られた。
という光景が見られたほか「テレビ局に映像を売りにいく」と口にしている人もいたそうです。
「秋葉原」というと事件続きのイメージとなってしまいました。歩行者天国も今後はどうなるでしょうか。
それにしても今回の事件は、凶悪過ぎます。「人を殺すために秋葉原に来た。だれでもよかった」というのですから‥‥。
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事件のあらまし
事件を目撃した男性は「ドンという大きな音がして交通事故が起きたようだった。車から降りた男が刃物を振り回し始めた」と興奮気味に話した。
調べによると、加藤容疑者は2トントラックで神田明神通りと中央通りが交わる交差点に侵入し、歩行者3、4人をはねて約30メートル先で停車。トラックから降りると、持っていたサバイバルナイフで通行人に次々と斬りかかった。
奇声を発しながら歩行者天国を南進。凶行は止まることはなく、負傷者を介抱していた警官にもナイフを向けた。
▼「オタク文化の街」急速に治安悪化、警戒の矢先…秋葉原無差別殺傷事件
05年のつくばエクスプレス開通に伴い、駅周辺の大規模な再開発事業も進展。都内有数の繁華街となっている。一方で秋葉原に買い物に来た客を狙った「オタク狩り」などの犯罪も頻発。性風俗店も進出しており、警視庁幹部は「治安が急速に悪化している」と警戒を強めていた。
調べに対し「人を殺すため秋葉原に来た。世の中が嫌になった。誰でもよかった。きょうは一人で来た」などと供述しているという。
運転の男が交差点から30メートル付近に車を止めて降り、「はねられ倒れた人に馬乗りになり胸から腹を何度も刺していた」(目撃者の19歳男性)。
その現場に「何か自分にできることはないか」と駆けつけた足立区の看護師(35)は「倒れていた人は体が胴体からねじれ大量の出血だった」と言葉を詰まらせた。
警視庁によると、男は静岡県裾野市富沢、職業不詳加藤智大容疑者(25)=本籍青森県。調べに対し、通行人らを刺したことを認め「人を殺すため秋葉原に来た。世の中が嫌になった。誰でもよかった。きょうは1人で来た」と供述しているという。
ネット予告関連
午前7時47分の書き込みには「雨天決行」の文言もある。裾野市周辺は8日朝、弱い雨が降っていたという。
事件が報じられた8日午後1時以降、同スレッドには「犯行予告だったのかよ」「シャレになってねぇ」などの書き込みが相次いだ。
事件後は「これまじ?」「冗談じゃ済まされないぞ」などの書き込みが相次いだ。6月5日は忍者をテーマにしたゲームソフトの発売日。同じシリーズのソフトは茨城県土浦市の8人殺傷通り魔事件を起こした男が逮捕時に所持していた。
掲示板には、5月27日未明に「秋葉原で忍者姿の痴漢が刀振り回し大惨事!」のタイトルで「6月5日以降に絶対事件起こる」などと書き込まれていた。
犯人について
加藤容疑者は青森市出身で、同市内の進学校、県立青森高校を卒業。高校で同級生だった男性は「普段はとても物静かだけど、高校の時、数学の授業中に先生に怒られて、突然キレた」と振り返った。
秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大容疑者(25)が事件前日の7日夕方、電話で「引っ越しに使う」と予約し、レンタカー会社から2トントラックを借りていたことが九日分かった。
▼犯人は真面目で無口な派遣社員 同僚ら「信じられない」…秋葉原無差別殺傷事件
仕事は自動車部品の組み立てや塗装で土曜、日曜日は休み。先週木曜日の5日まで普段通り出勤していたが、翌6日を無断欠勤し、連絡が取れなくなっていた。それ以前に無断欠勤したことはなかったといい、日研総業のエリア担当者は「おとなしい性格で、あまりしゃべらなかったが、まじめに働いていた。事件を聞き信じられない」と驚いているという。
遺族のコメント
21歳の若さで犠牲になった武藤さんは、東京芸大の音楽環境創造科の4年生。次女が武藤さんと小中学校の同級生という近所の50代女性は「最近は就職活動をしていて内定しそうだと聞いていた」。
「何を話せばいいのか…。無念としか言いようがない。(秋葉原には)めったに行かないのに」。中村勝彦さん(74)の妻(74)はうつむきながら言葉を絞り出した。
三井記念病院で死亡が確認された埼玉県越谷市の東京電機大2年、藤野和倫さん(19)。将来はプログラマーなど大学での学問を生かせる仕事を目指していた。
その他
ロシアのタス通信は発生から約1時間後の午後1時27分、「秋葉原で通行人が襲われた」と速報。AP通信も速報した。
事件が起こった秋葉原の交差点ではこの日夜、亡くなった7人へ花を手向ける人々が多数訪れた。手を合わせ、座り込む人の姿も見られた。
一度に8人を救護できるハイパーレスキュー隊所属の大型特殊救急車「スーパーアンビュランス」もかけつけた。同車両は病院と同等の設備を備え94年に配備。95年の地下鉄サリン事件でも出動した。東京消防庁では「大規模火災を除けばかなりの出動規模で、地下鉄サリン事件以来かもしれない」としている。
関係者によると、事件のニュースは時間発生直後に事務所のスタッフがインターネットで確認。劇場では公演続行について話し合いを行ったが、犯人が逮捕され安全面での心配がなくなったことでスケジュール通り公演を行った。
現場近くの石丸電気ソフト2でイベントを行った田中涼子(23)は、午前11時50分に会場入りしたため事件には遭遇しなかったが、「私が着替えていたら、外でワーって声がして、サイレンが鳴って」とブルブル。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。