日本新連発に「異常」と鈴木コーチ/水泳という記事より。
日本代表の鈴木ヘッドコーチは、調整が万全ではないこの時期に日本新が出るのは「異常なこと」と表現し「水着で効果が出るのであれば五輪で面白い勝負ができる」と期待感を募らせた。
何やら水泳日本代表がスピード社製の水着を着て、バンバン日本新記録を出したみたいです。
そのことに関してコーチが、調整が万全ではないこの時期に「異常なこと」とコメントしています。
代表の3分の2がスピード社水着/水泳によると、決勝のみで試した11人のうち5人が日本記録を出したそうで、明らかに「速い」みたいです。
速い!オレも着る!北島“スピード決着”という記事によれば、
「めっぽう調子がいいわけじゃないし、この日本記録にはビックリしました」。この時期は、8月の五輪本番に備えた泳ぎ込みの段階。疲れもあり、日本記録が出ることは考えられなかった。
と、もっとも驚いたのは北島本人だったみたいです。
「速い水着には興味があった。五輪には選手が一番いいと思う水着で出るべきだと思う。だから今回、チャンスをもらった」
北島のスポンサーはミズノで、午前中はミズノの水着を着用して出場。1分0秒67でした。決勝で許可を得て着用したところ59秒44という日本記録を出してしまいました。
「結果の通りです。言う必要はない」と、オリンピックでの着用を示唆しています。
スポンサーとしては悩ましい問題でしょうが、水着で勝ち負けが決まる可能性があるとなると、選手としては勝てる水着を着用したいのは仕方ないのでしょうね。
コーチも「LZRを着ることは、ドーピングのようにずるいことじゃない。五輪では多分、着ないと勝負にならない」と話しています。
9年ぶりに日本記録を更新した選手もいます。やはり「記録を見て驚いた」と選手自身が驚いています。
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所属先のミズノに対する後ろめたさはあったが「決勝のプールサイドでも迷っていたけれど、メダルを獲るためには着るべきだと思った」との決断が今大会日本新1号を呼んだ。
あるメーカー担当社は「この結果を重く受け止めたい。五輪までできる限りのことはしていきたい」と神妙だった。
▼スピード水着が日本新5連発!北島「やばいよ」…競泳ジャパンOP開幕
日本のエースは自らの思いを発信した。入場で着た上着を脱ぐと、胸に文字の言葉の入った白いTシャツを披露した。「I AM THE SWIMMER 泳ぐのは僕だ 是我在遊泳」。所属事務所に頼んで作ったもので、世界中で過熱する水着騒動に「選手が主役。もっと選手の頑張りを見て欲しいと、世界にメッセージを送りたかった」。
「体に合っているわけじゃない。それでも速いのは、何かある」と口にした。
「世界ではスピード社製が基準になっている。実戦はここしかないので思い切って試した」と覚悟の思いを表現し「うれしいが、気持ちには心苦しさがある」と複雑な表情も見せた。
日本水連はスピード社と水着提供の契約を結んでいないため、10日の常務理事会で同社製品の着用可否を決めるが、好タイムがスピード社製品の“解禁”を訴えている。
日本水泳連盟は同社と水着提供の契約を結んでいないため、五輪本番でLRを使用できるかが注目されるが、同日の「日本新ラッシュ」を受けて複数の日本水連幹部が「流れはそうなっている」などと語り、スピード社製水着の使用容認は決定的となった。