大坂なおみのテニスラケットは市販品「YONEX EZONE 98」(追記あり)

大坂なおみのテニスラケットは市販品「YONEX EZONE 98」

テニスの全米オープン女子シングルス決勝で、元世界1位のセリーナ・ウィリアムズを倒して優勝した大坂なおみの使用するラケットが市販品だとして話題になっていました。調べてみると、大坂なおみが使用しているテニスラケットは「YONEX EZONE 98」です。

大坂なおみの使用するテニスラケット

調べてみるとヨネックスに大坂なおみのプロフィールがあり、そこに使用しているラケットなどの情報が記載されていました。

大坂なおみのテニスラケットは市販品「YONEX EZONE 98」

それによると以下の通りです。

・使用ラケット

EZONE 98

・使用ストリングス

メイン POLYTOUR PRO 125
クロス REXIS 130

・使用バッグ

Pro series

大坂なおみ、一般向けラケットで快挙…ヨネックス社製ガットにナイロンによると、ガットの貼り方にも特徴があるそうです。

パワーのある大坂は球が飛び過ぎないことを求める。縦横ともポリエステルにしていた時期もあったが、一昨年末から現在の仕様に落ち着いた。昨年末にナチュラルガットも試したが球が飛び過ぎてしまった。

パワーがあるため、あえてボールが飛ばないように縦にポリエステル、横に安価だがパワーが足りない一般アマやジュニア向けのナイロンを使用しているのだとか。

さらに「一部のトップ選手はラケット本体も見えない部分でバランスを変えるなどカスタマイズ」しますが、大坂なおみは市販品のラケットにも手は加えないそうです。

戦うステージが上がれば上がるほど、自分の身体に合わせた道具が必要になるのでしょうが、大坂なおみは自分を道具にアジャストする能力が高いのでしょうかね。もしも専用モデルになったら圧倒的な強さを発揮するのでしょうか? それとも?

Amazonでは売り切れているかと思いきや、市販品の強みでしょうか。大坂なおみの使っているヨネックスのラケットは在庫がありました。

追記:

おもりはつけているという報道もあったのですが、恐らくそれに関してのことなのでしょうか。ヨネックスが「大坂なおみ選手の使用ラケットに関する報道について(お詫びと訂正)」を発表しました。

日本史上初の全米オープンシングルス優勝により大坂なおみ選手の使用する弊社ラケットについて多数の照会、並びにマスメディア報道をいただいております。その中で「同選手のラケットが”市販品”である」との情報については、マスメディア取材を受けた際の弊社からの説明が事実と相違しておりましたため、正確なものではございません。ここに深くお詫びして訂正させていただきます。

「同選手はプロ契約を締結した2014年より弊社ラケットEZONEを使用しておりますが、同選手からの要望に応じた調整を施しているため、販売中の商品と全て同じとは言えません」ということです。

それでも調整程度で全米オープン女子シングルスを優勝しているわけですからね‥‥改めてその凄さを知らしめたかもしれません。なお「ストリングについては、販売中の商品と同一であり報道内容に相違はございません」とのことです。

ヨネックスの由来

ちょっと気になったので「ヨネックス(YONEX)」についても調べてみました。

ヨネックス – Wikipediaによると、東京都文京区に本社を置くスポーツ用品メーカーで、カーボン成形において世界トップレベルの技術力を持つそうです。

創業者が米山稔氏で、漁業用の木製浮きを製造する米山木工所として創業、ヨネヤマスポーツを設立、そして1974年にヨネックススポーツ株式会社に改称、、1982年にヨネックス株式会社となりました。

「ヨネックス」という社名は、創業者の名前に由来していたのですね。