アップルが密かにシェアを上げている理由という記事より。
この勢いは、今年に入ってからも継続している。さらに、BCNの集計には含まれていない直営店舗のアップルストアや直販サイトの数字を含めると、その勢いはさらに加速しているとも見られる。
アップルのシェアが、着実に増加しているらしいのです。
BCNのデータとして紹介されているのは、
2007年第4四半期のデスクトップPC市場全体では、前年同期比13.6%減と、2桁のマイナス成長となっているのに対して、アップルのデスクトップは42.9%増という高い伸びを見せている
と、
ノートPCの販売台数は、PC市場全体が3.6%増となっているのに対して、対前年同期比20.9%増
というもの。アップルの伸び、すごいじゃん、と。
周りではMacユーザが増えているのは感じていて、でも数字としてみると日本市場はあまり伸びてないと言われていたので、どうなんだろうと思っていたのですが、やはり伸びているのですね。
個別製品による瞬発的なシェア上昇ではないところに、むしろ、アップルのシェア向上が、大きな流れとなっていることを感じざるを得ない。
製品名が変わりまくったりしないのが、Apple製品の分かりやすさかな、と思うのですが「モデルチェンジしたから今買わなきゃ!」みたいな瞬発的なものでないというのは、そういうのも奏効しているのでしょうか。
東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)というカテゴリーでは、アップルのシェアがさらに上昇するのだ。
Apple Storeが銀座や渋谷にあるのが影響しているのだと思いますが、2007年10月の東京圏におけるデスクトップPCシェアでAppleが1位というのはすごいですね‥‥。
好調な理由も分析されています。
・Windowsが動くこと
・Officeアプリが動くことが認知されてきたこと
そして「量販店店頭に、アップル製品の説明を行なえる店員が増えている」というのは大きいでしょう。これ、何よりの安心ですからね。
他にも、同性能のPCよりも価格が安いことに気づいたユーザも増えているようです。
いずれにせよ、Macユーザが減っている‥‥というより遥かに嬉しいニュースです。一時は無くなりそうだったんですから‥‥。
あとは、これもなかなか注目すべきところでしょうか。
「アップルストアでMacBook Airを購入しているユーザーの約半分がWindowsユーザーの新規購入。残りがMacintoshユーザーという感触がある」
なんと!
スペックで比較すればWindowsノートの方が全部入りだったり軽かったりするのですが、必ずしもそういう理由では選ばれていない、ということなのですね。
「Apple Store」2008年に40店舗を新規オープンも、ますます心強いですね。
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