エルゴソフトが、日本語入力システム「egbridge」ならびに日本語ワープロソフト「egword」の販売終了を発表しました。
とりわけ日本語ワープロ「egword」ならびに日本語入力システム「egbrigde」シリーズはMacintoshが登場した1984年から24年の長きにわたり、ユーザの方々から高い支持を受けて参りました。
歴史のあるソフトだけに、残念ですし、愛用者にとっては今後のバージョンアップがないということは、Macライフに大きな影響を及ぼします。
「Mac OS Xにおける日本語環境の成熟など」が理由とされていますが、「ことえり」も進化し、これ以上の販売が見込めない、ということなのでしょうか。
EGBRIDGE – Wikipediaを見ると「アップルジャパンは、初代社長の時代からEgWordに対して開発支援を行っていたため、2代目社長がEgBridgeの権利を手中に収めようとした」こともあったようです。
開発責任者だった方が「事業撤退」というエントリーを書いています。
自分で作っているのになんですが自慢のテキストエンジンなのです。でも24年という長い歴史に幕を降ろすことになり大変申し訳なく思っています。
「本当はこんなところで仕事のことは書けない決まりがある」としつつ、辛い報告をされていました。
すでに多くのメンバーが退社、自身も3月一杯で退職されることも明かされています。
オープンソース化などができれば、開発も引き継がれたと思うのですが、そういったことも難しかったのでしょうね。完全に火が消えてしまうのは残念です。