「iPhone」発表というエントリーで第一報をお伝えしましたが、その後、続々と関連記事が登場していますので、まとめておきたいと思います。
残念だったのは「Apple TV」「iPhone」担当バイス・プレジデントとの一問一答--Macworldよりで紹介されていたインタビューの「OS X用のアプリケーションをユーザーが自由にインストールできるのか」という質問に対する回答です。
できない。iPhoneはクローズド・プラットフォームだ。これは,セキュリティの要件による。コンピュータ・ウイルスなどの侵入を防ぐためだ。ミニ・アプリケーションの「Widgets」も同じで,限られたアプリケーションしかインストールできない。
ちょっと残念ではありますが‥‥電話ということを考えると仕方ないのですかねぇ。
そして写真で解説する「iPhone」という記事によれば、
ジョブズ氏の基調講演が終わった直後、会場にはプレスに混じってソフトバンク社長の孫正義氏の姿も
ということで、気になりますね。
そしてもっとも気になるのが日本での展開。アップルの携帯電話「iPhone」、気になる日本での展開は?という記事には、
NTTドコモは「現時点でコメントすることはない」、KDDIは「意見交換は常にしているが、iPhoneに関して話し合いをしているということはない」、ソフトバンクモバイルは「発表していること以外についてはお話しできない」
というようなキャリアのコメントが紹介されています。まだ具体的には話が進んでいない、というところなのでしょうか。
■関連記事
▼【Macworld 2007 Vol.5】アップル重役が語る新製品──「iPhoneにとって日本は重要な市場だが、克服すべき課題も多い」
iPhoneのOSは、すべての機能を再現した完全なMac OS Xです。もちろん、携帯電話のデザインにあわせて最適化されている部分はある。しかし、Mac OS Xとしての機能はすべて備えています。
▼Mac+iPod+携帯でスマートフォン超えを目指す「iPhone」
iPhoneはMac OS Xのサブセット版を基盤とするスマートフォンで、携帯電話の基本機能に加え、Mac OS Xの基本的なアプリケーションが動作可能。
▼[WSJ] iPhoneは「革命的一歩」――アナリストは高く評価
「iPodシリーズの売り上げを食う可能性を考慮しても、(iPhoneは)2007年度(9月末締め)の業績に、少なくともまあまあ貢献すると見込んでいる。
▼3.5インチタッチパネル搭載の「iPhone」、6月に発売
連続通話時間は最長5時間、音楽の連続再生時間は最長16時間とのこと。端末には対物センサーが搭載されており、iPhoneを耳に近づけるとディスプレイが消灯するほか、スピーカーからの音声出力をオフにするなど、ユニークな機能も搭載している。
▼米Apple、GSM対応の“iPodケータイ”「iPhone」。11b/g無線LANも搭載
携帯電話機能ではGSM(850/900/1800/1900)に対応し、2メガピクセルのカメラを搭載する。通信事業者は、北米ではシンギュラーに対応する。
▼Apple、iPod+スマートフォンの「iPhone」を発表
同社CEOのSteve Jobs氏は講演中、アジア地域における展開時期について「2008年」との見通しを述べた。ただし、具体的な国名は示されておらず、将来的に日本で利用できるiPhoneが登場するかは不明。
Jobs氏は、(物理的なキーボードを採用しなかった理由について)一度、携帯電話にキーボードを付けてしまうと、後から取り外すことはできないし、アプリケーションごとにボタンが違う意味をもつようにすることは難しいからだと説明した。
Ciscoは、過去数年間Appleから何度もiPhoneの商標の使用許可を求められ、最近広範な話し合いを持ったとしている。まだ契約は結ばれていないが、Ciscoは、AppleがiPhoneを発表したということは契約に応じるつもりがあるということだと受け取っているという。