【VRChat】京セラの高耐久スマートフォンと物流現場での活用を体験できる「Kyocera Mobile World」を体験してきた

「VRChat」ひいてはメタバースの活用を引き続きグイグイと進めている京セラが、2024年1月19日に新しく「Kyocera Mobile World」というワールドをオープンしました。1月下旬にプレス向けの体験ツアーがあり、そちらに参加したレポートとなります。

「Kyocera Mobile World」とは

「Kyocera Mobile World」は、京セラの高耐久スマートフォンと、物流現場での活用がテーマのワールドです。

京セラのスマートフォンというとイメージするのは、ずばりアウトドアや現場作業など、タフな環境に対応するタフなモデルです。

強めのケースを装着するという方法もありますが、ケースでは対応できない環境というのもあるのでしょう。そのための、高耐久スマートフォンというジャンルがあるのだと思います。

ワールド内では高耐久スマートフォンの展示と、具体的にどのような“高耐久な環境”で活用できるのか、さらには物流倉庫における業務体験(高耐久スマートフォンを活用した入荷物のスキャンなど)を体験することができるようになっています。

「Kyocera Mobile World」を体験

まず最初に高耐久スマートフォンの展示では、実際の活用事例を学ぶことができます。

さらに場所を変えて、活用が想定される“高耐久な環境”として、アウトドアなどでのユースケースが紹介されました。

実際に見える“景色”を変更することで、より具体的に利用環境がイメージしやすくなるのはメタバースならではだと思いました。

カヌーで使えます、キャンプで使えます、など、文字列や写真で見る・知るだけでなく、自分がその環境内に入ることで、実際の利用シーンをよりイメージしやすくなります。

それもCGだろうといえばそうなのですが、自分が中にいることの没入感は全く馬鹿にできません。「なるほど、こういうときに使うと良いのか」と膝を打つ感覚も5割増しくらいになります。

さらには、物流現場での作業も体験しました。

物流倉庫でスマートフォンを使って届いた商品を所定の場所に移動する「入荷作業」をしたり、逆に出荷のために商品をピックアップするといった「出荷作業」を、実際にスマートフォンでQRコードをスキャンして体験することができます。

これもやはり、見るとやるでは大違いというか、どのぐらい時間がかかるのかとか、低いものはやっぱり取りにくいとか、なかなかリアルな体験をすることができました。

ゲームとしてもよくできていて、リアルタイムアタックのようなことも可能だと思います。

メタバースの体験は強い

以前、EVカーに試乗するワールドを体験したことで、リアルに購入したという話がありました。撮影した写真だけみると、それは画面の中のCGの世界なのですが、中にいる人からすると、そこはメタバースという世界です。仮想空間ですが、リアルを感じます。そのため、メタバースでも、試乗した感覚はより強い体験として残るということなのでしょう。それは、今回の「高耐久スマートフォン」でも同じようなことを感じました。

ここ数年の生活の中では、自分にとって「高耐久スマートフォン」というのは全くキーワードとして存在していいなかったのですが、身近に体験したことで、購入までには至らないまでも、例えばアウトドアで活躍するスマートフォンの存在を思い出し、記憶に定着したことを自分でも意識しています。

ぶっちゃけ、コロナ禍を経て体力が大きく失われていることに愕然とします。外出が億劫になってしまった自分がいます。そんな自分にとっても、5分前にヘッドマウントディスプレイをかぶり、体験会に参加し、終わったらすぐ自分の部屋に戻れるメタバースの体験会というのは、非常に有益だと感じています。

一度に体験できる人の数に限りがあるなど、VRChatならではの課題もあるとは思いますが、こういう小さな体験の積み重ねが、3年後、5年後、10年後に効いてくるというのは、ぼく自身が20年来のブロガーイベントで体験済みです。

継続は力なり。ぜひとも京セラにはブイブイVRでイベントを開催し続けて欲しいと思っています。