Google、リアルタイム翻訳を実現していたARメガネのプロジェクト「Iris」を中止

Engadgetによると、Googleが開発していたリアルタイム翻訳を実現するARメガネのプロジェクト「Iris」が中止されたようです。Google is no longer building its own augmented reality glassesという記事になっていました。

Google has killed a project internally known as “Iris” that it established to build augmented reality glasses, according to Business Insider.

Google、ARメガネのプロジェクトを中止

これはBusinessInsiderが伝えてもので、ここ数ヶ月の間にレイオフや会社の再編成が相次いだため「Iris」が中止されたとしています。また、ARとVRの元責任者Clay Bavor氏が退社したことも影響しているとのこと。

ちょうど1年前の2022年5月にはGoogle、リアルタイム翻訳を実現したARグラスの動画を公開という記事を書いており「Google I/O 22」でリアルタイム翻訳を実現したARグラスが公開され、期待も高まっていたところでした。

Appleが「Vision Pro」を発表し、以前よりもARへの注目が高まっているところだけに残念な話ではありますが。Googleはハードウェアを作る代わりに「Android for AR(ARのためのAndroid)」を作ることに集中することにしたようだ、と伝えられています。

GoogleはARソフトウェアをメーカーにライセンス供与したい意向とのことです。